X(旧Twitter)の認証されるボタンとは?非表示にする方法まで解説

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2024年8月2日ごろからWeb版のX(旧Twitter)にて、プロフィールに[認証される]というボタンが表示されるようになっています。

この記事では、[認証される]ボタンとは何か、クリックするとどうなるのかを解説します。また、このボタンを非表示にする方法も紹介します。

[認証される]ボタンとは?

2024年8月2日ごろからWeb版のX(旧Twitter)で自分のプロフィールを表示した際に、ユーザー名の隣に[認証される]というボタンが表示されるようになっています。

Xのプロフィールページでユーザー名の隣に[認証される]ボタンが表示されている
[認証される]ボタンの例

Xにおいて「認証」とは、アカウントに青いチェックマークが付いている状態を指します。

青いチェックマークは当初、Twitter(現在のX)が公式として認めたアカウントに付与される「公式マーク」として知られていました。しかし、2022年10月27日にイーロンマスク氏がTwitterを買収し、同年11月には有料のTwitter Blue(現在のX Premium)に加入することで誰でも青いチェックマークを取得できるようになりました。

それ以降、X Premiumの「プレミアム」以上のプランに加入しているユーザーは、「認証済みユーザー」として青いチェックマーク(認証マーク)を取得できるようになりました。

X Premiumには3つのプランがあり、それぞれのプランの違いについては、こちらの記事で紹介しています。

つまり、この[認証される]ボタンは、ユーザーに対して有料プランへの加入を促すメッセージということになります。すでに認証されているユーザーには表示されないため、認証マークを取得しているユーザーがこのボタンを見ることはありません。

[認証される]ボタンをクリックすると?

前述のように、[認証される]ボタンは有料プランへの加入を促すものです。そのため、[認証される]ボタンをクリックすると、有料プランの案内ページが表示されます。

プレミアムで認証を受ける 高度な機能、専用のクリエイターツール、トップレベルの認証とセキュリティをご利用いただけます。
[認証される]ボタンをクリックすると表示される案内ページ

Xの有料プランには3つのプランがありますが、もっとも安い「ベーシック」プランでは認証マークを取得できません。そのため、[認証される]ボタンをクリックして表示される案内ページには、「プレミアム」プランと「プレミアムプラス」プランのみが表示されます。

この画面が表示されてしまっても、[サブスクライブして支払う]ボタンをクリックしない限りは、勝手に課金されることはありません。[認証される]ボタンを誤ってクリックしてしまった場合は、落ち着いて左上のバツ印をクリックして閉じましょう。

[認証される]ボタンを非表示にする方法

[認証される]ボタンを邪魔だと感じる場合は、ブラウザー拡張機能を利用することで非表示にできます。

なお、拡張機能を利用できるWebブラウザー(PCのWebブラウザーやAndroid版Firefox、iOSのSafariなど)が必要です。

  1. Stylusをインストールする

    Webページのデザインを上書きできる拡張機能「Stylus」をブラウザーにインストールします。CSSの設定ができる拡張機能であれば他のものでも代用できますが、ここではStylusを使って説明します。

  2. Stylusのアイコンをクリックする

    Web版のXを開いた状態で、拡張機能ツールバーからStylusのアイコンをクリックします。

    Chromeの拡張機能ツールバーのスクリーンショット
    拡張機能ツールバーからStylusを選択する
  3. x.comを選択する

    [次のスタイルを書く:]でx.comをクリックします。このとき、x.com以外の部分(/homeなど)がハイライトされておらず、x.comのみがハイライトされている状態でクリックしてください。

    Stylusのツールバーのスクリーンショット
    x.comを選択する
  4. CSSを入力する

    スタイルの設定画面が表示されるので、中央にある大きなテキストボックスに、次のテキストをコピーしてそのまま貼り付けます。

    1
    [data-testid="UserName"] a[href="/i/premium_sign_up"] {
    2
    display: none !important;
    3
    }
    Stylusのスタイルの設定画面
    スタイルの設定画面にコピペする
  5. 保存する

    画面左のサイドバーにあるオレンジ色の[保存]ボタンをクリックして設定を保存します。

これで、Web版のXで[認証される]ボタンが非表示になります。再び表示したい場合は、Stylusの設定画面を開いて、先ほどのCSSを削除して保存することで元に戻せます。

まとめ

2024年8月2日ごろからWeb版のX(旧Twitter)でプロフィールに[認証される]ボタンが表示されるようになりました。このボタンは、有料プランへの加入を促すもので、クリックすると有料プランの案内ページが表示されます。

[認証される]ボタンを非表示にするには、ブラウザー拡張機能「Stylus」を利用してCSSを設定する方法があります。この方法を使えば、邪魔だと感じる場合に非表示にできます。

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。