YouTubeの検索結果にAI要約や会話型AIが導入へ 再生回数に打撃か
YouTubeが検索結果へのAI要約の導入と、会話型AIのテスト対象の拡大という2つのアップデートを発表しました。
とくに、検索結果へのAI要約の導入は、動画の再生数に影響を与える可能性があります。
検索結果にAI要約が導入

YouTubeの検索結果にAIによるカルーセルが追加され、動画やトピックの説明が表示されるようになります。
たとえば「ハワイのベストビーチ」と検索すると、AIが生成したカルーセルにシュノーケリングスポットや火山性のビーチを紹介する動画が概要とともに表示されます。
検索結果のAI要約は現在、米国のYouTube Premium会員がショッピング、旅行、特定の場所でのアクティビティについて検索した場合に表示されます。
会話型AIのテスト対象が拡大
これまでYouTube Premium会員限定だった会話型AIツールが、米国の一部のPremiumユーザーにも提供されます。
YouTubeの会話型AIでは、学術系の動画で重要な概念をクイズ形式で確認したり、さらに詳しい情報やおすすめを確認したりできます。
![YouTubeのタイトルの下に[Ask]というボタンが表示されているスクリーンショット](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fyoutube-conversational-ai-button.jpg&w=3840&q=75)

AI導入で再生数に打撃か
Webでは最近、AI要約による閲覧数の急激な減少が問題となっています。
CloudflareのCEOのMatthew Prince氏がAxiosに語った ところによると、10年前のGoogleは2回のクロールに対して1人のユーザーをWebサイトに誘導していましたが、半年前は6回に1人、現在は18回に1人となっています。
このデータは、人々がAI要約を利用するようになり、オリジナルのコンテンツが以前よりも読まれなくなっていることを示唆しています。
現在は米国のPremium会員のみが対象となっているものの、YouTubeの検索結果にAIによる要約が追加されたことで、今後YouTube動画の再生回数が減少する可能性があります。
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。