Twitter(X)の3つの有料プランの違いを解説

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2023年10月28日、Twitter(X)は既存の「プレミアム」に加え、新たに2つの有料プラン「ベーシック」「プレミアムプラス」を発表しました。

この記事では、これらの3つの有料プランの違いを解説します。

プレミアムとは?

プレミアム(旧Twitter Blue)は、Twitterのサブスクリプションの名称です。月額または年額で支払うことで、さまざまな機能を使えるようになります。

10月20日にイーロンマスク氏が、新たに2つのプランを追加することを発表しており、今回、その提供が開始されました。

現在、「ベーシック」「プレミアム」「プレミアムプラス」の3つのプランが提供されています。

記事執筆時点では、ベーシックとプレミアムプラスはWebからの申し込みにのみ対応しています。プレミアムはWebとアプリの両方から申し込めるため、残りの2つについても近いうちにアプリから申し込めるようになると思われます。

3つのプランの違い

ここからは、3つのプランについて、価格と機能の面からどのような違いがあるか解説します。なお、情報はすべて記事執筆時点のものであり、今後変更される可能性があります。

価格

Webから申し込むか、アプリから申し込むかによって価格が変わります。Webの方が安くなっており、月額プランよりも年額プランの方がお得です。

次の表は、それぞれのプランのWebでの価格です。

プラン月額年額
ベーシック368円3,916円
プレミアム980円10,280円
プレミアムプラス1,960円20,560円

機能

共通の機能

まずは、3つのプランで共通している機能を紹介します。

「高度な機能」として次の機能が利用できます。

機能説明
ポストを編集ポストを決められた時間内・回数に限り編集できる
長いポスト1つのポストにつき25,000字(日本語ではその半分)まで投稿できるようになる
投稿を取り消す投稿ボタンを押してから一定時間に限り、投稿の送信を取り消せる
長い動画Webでは2時間、アプリでは10分までの動画を投稿できる
話題の記事フォローしている人やフォロワーの間で多く共有された話題の記事が一覧化され
リーダー長いスレッドを読みやすく表示できる
バックグラウンド動画再生バックグラウンドで動画を再生できる
動画のダウンロード投稿された動画をダウンロードできる
返信のブースト無料プランのアカウントよりも返信が優先して上位に表示されるようになる

「認証とセキュリティ」として次の機能が利用できます。

機能説明
SMSの2要素認証2要素認証の手段としてSMSを利用できる
暗号化されたダイレクトメッセージ有料プランに加入している他のアカウントとの間のDMを暗号化できる

また、「カスタイマイズ」として次の機能が利用できます。

機能説明
アプリアイコンアプリアイコンをいくつかの種類の中から選べる
ブックマークフォルダーブックマークをフォルダーで整理できる
ナビゲーションをカスタマイズアプリの画面下部にあるナビゲーションメニューの項目を変更できる
配色アプリで画面の配色を変更できる
[ハイライト]タブプロフィールのハイライトタブにツイートをまとめて置ける
いいねを非表示にするプロフィールのいいね欄を非表示にできる
チェックマークを非表示にするプレミアム以上のプランで付与される名前の横のチェックマークを非表示にする
サブスクリプションを非表示にする加入しているサブスクリプションを非表示にする

さらに、公式ページには記載されていませんが、通常よりも長いプロフィールを設定できる「拡張プロフィール」を利用できます。拡張プロフィールの特徴や使い方は、こちらの記事で解説しています。

記事のサムネイル
Twitterの拡張プロフィールの特徴と使い方
Twitter(X)に、プロフィールをより詳しく表示できる「拡張プロフィール」という機能が追加されました。この機能を使うと、プロフィールに「さらに表示」というボタンが追加され、そのボタンを押すと通常よりも長いプロフィールを表示できるようになります。この記事では、拡張プロフィールの概要や使い方について解説します。

ベーシック

もっとも安いベーシックプランでは、前述の共通の機能のみ利用できます。

プレミアム

プレミアムプランでは、ベーシックプランの機能に加えて、次の機能が利用できます。

機能説明
[おすすめ]と[フォロー中]に表示される広告数:半減[おすすめ]タイムラインと[フォロー中]タイムラインに表示される広告数が半減する
返信のブースト(大)返信がさらにブーストされる
ポストから収益を得る一定の条件を満たすと、ポストから収益を得られるようになる
クリエイターサブスクリプション月単位のサブスクリプションを利用しているフォロワーから得た収益のの一部を受け取れる
X ProX Pro(旧TweetDeck)を利用できる
Media Studio投稿するメディアにさまざまな設定をできるMedia Studioが使える
アナリティクス自身のアカウントに関する詳細なアナリティクスを確認できる
チェックマーク名前の横に青いチェックマーク付く(非表示にもできる)
身分証明書の確認身分証明書確認済みラベルが表示され、優先的にサポートを受けられる

プレミアムプラス

プレミアムプラスプランでは、プレミアムプランの機能に加えて、次の機能が利用できます。

機能説明
[おすすめ]と[フォロー中]に表示される広告数:なし[おすすめ]タイムラインと[フォロー中]タイムラインに広告が表示されなくなる
返信のブースト(最大)返信がもっともブーストされる

加入方法

ここまで説明した3つの有料サービスには、アプリまたはWebの[プレミアム]タブから加入できます。ただし、記事執筆時点で「ベーシック」「プレミアムプラス」はWebからのみ加入できます。

また、アプリよりもWeb、月額よりも年額の方が安くなります。

まとめ

Twitter(X)の3つの有料プランの違いを解説しました。以前は無料だったX Pro(TweetDeck)がプレミアム以上でないと使えなかったり、値段の割にプレミアムとプレミアムプラスの違いが少なかったりと、個人的に気になる点はいくつかあります。

私はしばらく様子を見ようと思います。

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。