BlueskyにDM(ダイレクトメッセージ)機能が追加!使い方と特徴を解説

#Bluesky#HowTo
投稿日:
サムネイル

Bluesky(ブルースカイ)は、X(旧Twitter)の移行先のSNSとして人気が高まっています。5月22日(現地時間)、Blueskyに新たにDM(ダイレクトメッセージ)機能が追加されたことが発表されました。BlueskyにはこれまでDM機能がなく、ユーザー同士のコミュニケーションが制限されていました。

この記事では、BlueskyのDM機能の特徴と使い方について詳しく解説します。

BlueskyのDMの特徴と注意点

Blueskyは、これまでのSNSと異なり、分散型ネットワークというアプローチを採用しており、プライバシーや安全性に特化した機能を多く備えています。ユーザーのデータは特定の企業によって管理されるのではなく、より透明性の高い運営がなされています。

今回Blueskyに追加されたDM機能には、いくつかの注意点があります。

DMのプライバシーと安全対策

Blueskyには、DMのプライバシー設定が存在します。デフォルトでは「フォローしている人のみ」からメッセージを受け取れます。

設定を変更すれば、誰からもメッセージを受け取らないようにしたり、逆にすべてのBlueskyユーザーからメッセージを受け取るようにしたりできます。

DMの報告機能

不適切なメッセージを受け取った場合、DMを直接モデレーターに報告できます。報告されたメッセージはコミュニティガイドラインにもとづいて審査されます。審査の結果として違反が確認された場合は、一時的または永久的にDM機能が制限されることがあります。

DMのプライバシー

組織的な嫌がらせなど、広範な違反行為の調査のために、BlueskyのモデレーションチームがDMを確認することがあります。

ただし、Blueskyの安全性の確保のために絶対的に必要な場合にのみ限定されます。この場合、DMへのアクセスは限定的で、かつ内部で追跡されるとのことです。

かなり条件が限られているとはいえ、念のため他人に見られて困るような内容はDMで送信しないようにしましょう。ちなみに、XのDMも、暗号化を有効化していない場合はスタッフが閲覧できる可能性があります

BlueskyのDM機能の使い方

BlueskyでDMを送る手順は次のとおりです。

  1. チャットアイコンをクリック

    スマホ版では画面下部に、デスクトップ版ではサイドバーにあるチャットのアイコンをクリックします。または、BlueskyのDMページからもアクセス可能です。

  2. DMを送信できるユーザーを選択

    はじめてDMの画面を開いたときは、誰があなたにDMを送信できるかを設定する画面が表示されます。

    [全員][フォローしているユーザー][誰からも受け取らない]から選択できます。あとから設定を変更したくなった場合は、DMの画面の右上の設定アイコンから変更できます。

    誰からのDMを受け取るかの設定画面のスクリーンショット
    誰からのDMを受け取るかの設定画面
  3. 新しいチャットを開始

    スマホ版では右下のプラスアイコンをクリックして新しい会話を開始します。デスクトップ版では画面右上の[新しいチャット]をクリックします。

    BlueskyのWebクライアントのDM画面のスクリーンショット
    BlueskyのWebクライアントのDM画面
  4. メッセージを送信

    メッセージを送りたいユーザーを検索し、メッセージを書いて送信します。

今後実装予定の機能

今後のアップデートでは、画像やその他のメディアをDMで送信できるようになります。

また、将来的にはグループDM機能も追加予定です。これにより、複数のユーザーと同時にメッセージをやり取りできるようになります。

Blueskyは、将来的にエンドツーエンド暗号化をサポートする計画を立てています。詳細については2024年プロトコルロードマップで確認できます。

XのDMでは、メッセージを暗号化するには送信側・受信側の両方のユーザーが認証済み(プレミアムプラン以上の有料ユーザー)である必要があります。

一方で、Blueskyでは有料プランが存在しないため、無料のアカウントで暗号化DMを利用可能になると思われます。

なお、Xの有料プランには3種類存在しており、それぞれの違いについてはこちらの記事で解説しています。

まとめ

BlueskyのDM機能は、プライバシーや安全性に配慮した設計がなされており、ユーザー同士でより安全にコミュニケーションできます。今後のアップデートに期待が高まります。

Blueskyを使いこなすためには、DM機能の使い方や設定方法を把握しておくことが重要です。ぜひこの記事を参考に、BlueskyのDM機能を活用してみてください。

参考

Twitterのアイコン LINEのアイコン Threadsのアイコン Misskeyのアイコン Misskeyのアイコン
著者のアイコン画像

生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。