Surface Pro 11:スペック、価格、発売日まとめ

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2024年5月20日(現地時間)、Microsoftが新しいSurface ProとSurface Laptopを発表しました。第11世代Surface Proは、性能バッテリー寿命AI機能などにおいて大きな進化を遂げています。

今回は、第11世代Surface Proについて詳しく見ていきましょう。

第11世代Surface Proとは?

Surface Pro 11
画像:Microsoft

第11世代Surface Proは、Microsoftが展開する2in1のPC「Surface Pro」シリーズの最新モデルです。Microsoftはこれまで、「Surface Pro 7」や「Surface Pro 8」のような名称を利用していましたが、今回は「Surface Pro 11」ではなく、第11世代Surface Proという扱いになっています。

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第11世代Surface Proは、最新のSnapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサを搭載しています。

これにより、前モデルであるSurface Pro 9と比べて90%の性能向上を実現しています。また、3台の4Kモニターに接続可能で、Wi-Fi 7と5Gに対応しています。なお、5Gに対応したモデルは、2024年後半に登場予定です。

Surface Pro 11は、Microsoftとそのパートナー企業が新たに展開する「Copilot+ PC」として位置づけられています。Copilot+ PCは、AIを活用した新しいPC体験を提供するプラットフォームで、Surface Pro 11はその中核を担う製品のひとつです。

Copilot+ PCは、AI関連の処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)と呼ばれるプロセッサーを搭載しており、AIを使ったさまざまな機能を独占的に利用できます。

Copilot+ PCでは、Recallという機能を利用できます。この機能は、PCで見たり操作したりした情報をWindowsが自動的に記録し、あとで検索したりタイムライン上に並べて確認したりできる機能です。Recallを使えば、過去に見たWebページや受け取ったメールの内容を思い出すのが簡単になります。

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また、Windowsのペイントやフォトなどでは、Cocreatorという機能を利用できます。Cocreatorは、AIを使った画像生成・編集機能です。この機能を使えば、アイデアを簡単にアートに変換できます。Cocreatorは、Surface Pro 11の高性能なNPUを活用して、高速かつ効率的に画像を処理します。PC上のNPUで処理されるので、情報が外部に送信されることはありません。

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さらに、Live Captionsという機能も搭載されています。この機能は、音声をリアルタイムで英語の字幕に変換する機能で、40以上の言語に対応しています。また、オフラインでも動作します。英語以外の言語への翻訳の対応については、現時点では明言されていません。

Surface Pro 11を含むCopilot+ PC(「AI PC」とも呼ばれる)の機能や詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。

発売日と価格

第11世代Surface Proは、2024年6月18日に発売されます。現在、Microsoftの公式サイトや主要な販売店で予約を受け付けています。価格は207,680円からとなっており、さまざまな構成とオプションを選択できます。価格は、構成や販売店によって異なります。

どのモデルがおすすめ?

Surface Pro 11にはさまざまなモデルが用意されているので、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。

まずは、メモリーの容量を確認しましょう。メモリーの容量は現在、一般的には8GBが最低ラインで、通常の用途では16GB以上、クリエイティブな作業やゲームなどでは32GB以上がオススメです。

Surface Pro 11のメモリーは、16GBまたは32GBから選択できます。32GBのモデルは、ひとつだけ用意されており、スペックは次のとおりです。クリエイティブな作業やゲームを中心に利用したい場合は、こちらのモデルがオススメです。

一般的な用途に最適な16GBのメモリーを搭載したモデルには、いくつかの選択肢があります。

SoC(システムオンチップ)は、Snapdragon X PlusまたはSnapdragon X Eliteを選択できます。Snapdragon X Plusを搭載したモデルは液晶ディスプレイ、Snapdragon X Eliteを搭載したモデルは有機ELディスプレイを採用しています。Snapdragon X Eliteと有機ELディスプレイを搭載したモデルは、より高い性能と鮮やかな画面を実現しています。

有機ELディスプレイは、近年ミドルレンジ以上のスマートフォンでの採用が増えているディスプレイで、液晶ディスプレイよりも色彩が豊かでコントラストが高いため、写真や動画を楽しむのに最適です。とくに、その構造から、液晶ディスプレイよりも「黒がより黒く」表示されるため、映画や写真などのコンテンツを楽しむ際には有機ELディスプレイがオススメです。また、より高性能なSnapdragon X Eliteを使いたい場合も、必然的に有機ELディスプレイを選択することになります。

ストレージについては、256GB、512GB、または1TBから選択できます。ストレージ容量は、写真や動画、ゲームなどのデータを保存する際に重要です。写真や動画を多く保存する場合は、512GB以上のストレージがオススメです。なお、1TBのストレージは、Snapdragon X Eliteと有機ELディスプレイを搭載したモデルでのみ選択できます。

ここまでの説明を踏まえ、筆者がオススメのモデルをいくつか紹介します。なお、価格はすべて、記事執筆時点でのMicrosoft公式ストアの税込み価格です。

まとめ

第11世代Surface Proは、Microsoftの新しい2in1 PC「Surface Pro」シリーズの最新モデルです。Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサを搭載し、前モデルと比べて90%の性能向上を実現しています。また、AIを活用した新しいPC体験を提供する「Copilot+ PC」の一環として位置づけられており、AI関連の機能を独占的に利用できます。

第11世代Surface Proは、2024年6月18日に発売され、価格は207,680円からとなっています。さまざまな構成とオプションを選択できるため、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。筆者がオススメするモデルを参考に、自分に合ったSurface Pro 11を選んでみてください。

参考

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。