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OpenAI o3が80%値下げでGPT-4oよりも安価に o3-proもまもなくリリースか

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OpenAIのCEOのSam Altman氏が自身のXアカウントで、同社の推論モデル「OpenAI o3」の価格を80%引き下げたと投稿しました。

OpenAI o3は、OpenAIが「コーディング、数学、科学、ビジョンに関する優れたパフォーマンスを備えたもっとも強力な推論モデル」と主張するモデルで、とくに推論を必要とする高度なタスクに適しています。

これまでOpenAI o3のAPIの価格は、入力が100万トークンあたり10ドル(キャッシュされた入力の場合は2.5ドル)、出力が100万トークンあたり40ドルとなっており、同社のモデルの中でも比較的高価な価格設定となっていました。

今回、OpenAI o3の価格が80%引き下げられたことで、入力が100万トークンあたり2ドル(キャッシュされた入力の場合は0.5ドル)、出力が100万トークンあたり8ドルとなりました。

これは、GPT-4oの入力100万トークンあたり2.5ドル(キャッシュされた入力の場合は1.25ドル)、出力100万トークンあたり10ドルよりも安価です。

モデル

入力(100万トークンあたり)

キャッシュされた入力(100万トークンあたり)

出力(100万トークンあたり)

OpenAI o3(価格変更前)

10ドル

2.5ドル

40ドル

OpenAI o3(価格変更後)

2ドル

0.5ドル

8ドル

GPT-4o

2.5ドル

1.25ドル

10ドル

今回の価格の引き下げにより、これまで比較的安価とされていた非推論モデルよりも、高性能な推論モデルが安価になるという“逆転”が発生しました。

ただし、OpenAI o3は最終的な回答とは異なる推論トークンに対しても課金されるため、最終的な回答のみで比較すると依然としてGPT-4oの方が安価な場合が多くなるとみられます。

Sam Altman氏は、「o3-proのパフォーマンスと価格にも満足していただけると思います」と述べており、より高度なOpenAI o3-proのリリースが近づいているため価格を調整した可能性があります。

なお、記事執筆時点ではOpenAIのAPIの価格ページはまだ更新されていませんでした。

また、OpenAIの開発者向けXアカウントは「新しい価格設定が完全​​に適用され次第、 @openaidevs に掲載します」と投稿しており、新しい価格設定が即座に適用されるわけではないようです。

2025年6月11日午前2時40分追記:

OpenAIの公式Xアカウントが「 OpenAI o3-pro today. 」と投稿し、OpenAI o3-proが今日リリースされることを認めました。

2025年6月11日午前10時10分追記:

OpenAIが開発者向けに送信したメールと 同社の開発者向け公式Xアカウント によると、OpenAI o3の推論スタックを最適化することで、以前とまったく同じモデルでありながらコストを下げられたとのことです。

参考リンク

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。

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