BeRealがVoodooに買収される サービス終了の噂は解消
6月12日(現地時間)、モバイルアプリやゲームで知られるVoodooが、BeRealを買収したと発表しました。
BeRealは、リアルな瞬間を友人とシェアするSNSで、若者を中心に人気を集めています。
BeRealがVoodooに買収される
2024年6月11日(現地時間)、VoodooはBeRealを5億ユーロで買収したことを発表しました。Voodooは、技術力や戦略をBeRealに提供し、BeRealの成長を加速させるとしています。
BeRealは2019年に設立された、ユーザーがリアルでフィルターをかけない瞬間をシェアするSNSです。毎日一定の時間に通知が来て、その瞬間の写真を撮って投稿するというユニークな形式が特徴で、近年急成長しています。
一方でVoodooは、主にモバイルゲームを手がける企業です。Paper.ioやCrowd City、Scribble Riderなどが有名です。YouTubeの広告で目にする機会も多いかと思います。
Voodooのリソースと専門知識を活用することで、BeRealはさらなる成長と進化が期待されます。
また、Voodooは製品戦略やインフラストラクチャの強化に力を入れ、BeRealがもつ4,000万以上のアクティブユーザー基盤を最大限に活用していく予定です。
BeRealのサービス終了はデマ
買収が発表される1週間ほど前から、ネットではBeRealがサービスを終了するという噂が広がっていました。
Voodooは、BeRealにさらに投資する姿勢を示しており、少なくとも現時点ではBeRealのサービスは継続される見込みです。
Voodooの共同創設者兼CEOのAlexandre Yazdi氏は「私たちは、両チームを結びつけ、Voodooのノウハウと差別化されたテクノロジーを活用し、BeRealを本物のための象徴的なソーシャルネットワークに成長させることを大変うれしく思っています」と述べています。
運営体制は変更
VoodooのSNSアプリ「Wizz」の現CEOを務めるAymeric Roffé氏が、新たにBeRealのCEOに就任することが決定しています。これにより、Wizzで培った運営経験と専門知識が、BeRealにも活かされることが期待されます。
Aymeric Roffé氏は、「Voodooのリソースと専門知識は、BeRealが持続可能な成長軌道に乗るのを助け、あなたが本当に大切に思っている人々とのつながりを維持できる本物の世界を創造するという使命を果たし続けます」と意欲を示しています。
BeRealの創設者兼CEOのAlexis Barreyat氏は、短期的にはBeRealに関与し続けるとのことです。
まとめ
VoodooがBeRealを買収したと発表しました。BeRealのサービスは継続される見込みです。Voodooのリソースと専門知識を活用することで、BeRealはさらなる成長と進化が期待されます。
BeRealの運営体制は変更され、VoodooのSNSアプリ「Wizz」のCEOが新たにBeRealのCEOに就任します。BeRealの創設者兼CEOは短期的には関与し続けるとのことです。