ChatGPTに過去の会話の記憶を忘れさせる方法

ChatGPTには過去の会話の記憶を覚えておく機能が搭載されています。これにより、過去の会話内容を踏まえた応答ができるようになっていますが、ときには忘れてほしいこともあります。
この記事では、ChatGPTに過去の会話の記憶を忘れさせる方法を紹介します。
ChatGPTに過去の会話の記憶を忘れさせるには?
ChatGPTに過去の会話の記憶を忘れさせる方法は2つあります。
この記事では、特定の内容を忘れさせる方法と、特定のスレッドの内容を丸ごと忘れさせる方法に分けて紹介します。
特定の内容を忘れさせる
ChatGPTにはメモリーと呼ばれる、情報を記憶しておくための機能があります。
このメモリーに保存されている特定の情報を忘れさせるには、「○○について忘れて」や「○○についてメモリーから削除して」のようなメッセージを送信します。
また、現在保存されているメモリーの内容を確認し、必要に応じて変更・削除することもできます。
その場合は、ChatGPTの設定>[パーソナライズ]>[メモリ]>[メモリを管理する]から、現在保存されているメモリーの確認と管理ができます。
特定のスレッドの内容を忘れさせる
ChatGPTの記憶にはメモリーのほかに、過去のすべての会話履歴を参照する機能が付いています。
ChatGPTに忘れさせたい内容が、保存されているメモリーの中に見当たらない場合は、この会話履歴を参照する機能に起因する記憶の可能性があります。
その場合は、忘れさせたい内容を含む会話スレッドを探し、削除します。
ChatGPTに記憶させない方法
ChatGPTに一切の記憶を保持させたくない場合は、設定で記憶に関連する機能をオフにできます。
メモリー機能は、設定>[パーソナライズ]>[メモリ]からオフにできます。
過去の会話履歴を参照して回答する機能は、設定>[パーソナライズ]>[チャット履歴を参照する]からオフにできます。
また、記憶関連の機能を有効にしたままで、記憶に残してほしくない会話をする場合は、「一時チャット」を使うことで記憶の参照・保存を一時的に無効化できます。
ただし、一時チャットは会話履歴に表示されず、ChatGPTを閉じるか別のスレッドに移動した時点で破棄されることに注意が必要です。
一時チャットは、点線で描かれた吹き出しのアイコンです。
吹き出しの中にチェックマークが入っていると、一時チャットがオンになっている(記憶関連の機能がオフになっている)ことを示しています。


まとめ
ChatGPTに過去の会話の記憶を忘れさせる方法を解説しました。
メモリーに保存されている記憶の場合は個別に管理できますが、過去のスレッドの内容を参照している記憶の場合は、スレッドを削除する必要があります。
また、一時チャットを活用することでChatGPTの記憶に残さずに会話ができます。
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。