ろぼいんブログ

X、アカウント名の変更履歴や拠点国を公開へ 来週からテスト開始

Xのプロフィール上にそのアカウントの拠点となる国や接続元、ユーザー名の変更履歴などの追加情報を表示すると実験が来週から始まります。

Xがユーザー名の変更履歴やアカウントの拠点国を表示へ

Xの製品責任者のNikita Bier氏は自身のXアカウントで、Xのプロフィール上にそのアカウントの拠点となる国や接続元、ユーザー名の変更履歴などの追加情報を表示すると実験を開始すると発表しました。

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まずは来週から、Xの社員の一部のプロフィールで表示し、フィードバックを収集する方針です。

Bier氏は、「Xでコンテンツを読む際、その信頼性を確認できるようにする必要があります。これは、世界で起こっている重要な問題の動向を把握するために不可欠です」と述べ、アカウントの拠点となる国などの追加情報を表示する必要性を強調しました。

Bier氏が投稿した画像では、プロフィールにアカウントの作成日、アカウントが拠点としている国、ユーザー名の変更履歴、接続元の情報が表示されています。

Reducing inauthentic engagement on X
画像:Nikita Bier氏

ユーザー名の変更履歴については、ユーザー名の変更回数と最終更新日が表示されていますが、過去のユーザー名を確認できるかどうかは不明です。

また、接続元(Connected via)には「United States App Store」(米国App Store)と表示されており、アプリをインストールした国とアプリストアがわかるようです。

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アカウントの追加情報を表示する機能は、来週から一部のXの社員のアカウントでテストされます。

一般のユーザーに展開される時期は不明です。

アカウントの追加情報を表示する効果は?

Xはスパムやボットの対策を強化しており、Bier氏によれば、先週だけでスパムをリプライしている170万ものボットを削除したとのことです。

SNSではボットを用いたスパムや影響工作が問題となっており、日本政府は、国際的に「偽情報の拡散を含む影響工作を展開している例がある」とした上で「わが国もこのような影響工作の対象になっている」との認識を示しています

アカウントの拠点国の表示など、Xがアカウントの透明性を高める取り組みを進めることで、こうした外国勢力による影響工作の抑制につながる可能性があります。

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Xがアカウントの拠点国を調べる方法は、①Xの設定内にある既存の国設定を活用する方法、②IPアドレスから推定する方法、③端末の位置情報を取得する方法、などが考えられます。

Xがどの方法を利用するかは不明ですが、①はユーザーが自身で変更でき、②は誤った推定結果になることがあり、③はユーザーが位置情報へのアクセスを許可しない限り利用できません。

Xは位置情報にもとづいた広告のターゲティングをサポートしており、このターゲティングでは最近のIPアドレスやGPSなどの複数の情報から、機械学習モデルを用いて場所を予測しています。

アカウントの拠点国についても、同様の方法で推定する可能性もあります。

アカウントの追加情報を表示することでXの透明性が向上する一方で、プライバシーの問題も発生します。

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アカウントの詳細な位置情報の代わりに拠点国を表示するのは、透明性の確保とプライバシーの保護のバランスが取れていると考えます。

ユーザー名の変更履歴で過去のユーザー名を閲覧できるかは不明ですが、もし閲覧できる場合は、プライバシーの理由からユーザーが隠しておきたい過去が公開されてしまう懸念があります。

参考リンク

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。