GitHub Universe 2023の1日目の発表内容まとめ

2023年11月9日に実施されたGitHub Universe 2023の内容をまとめました。この記事の内容は、公式発表資料をもとにしています。

GitHub Copilot Chatの一般提供
12月から既存のGitHub Copilotプランの一部として、GitHub Copilot Chatの一般提供が開始されます。また、いくつかの新機能も実装されます。
- Copilot ChatがGPT-4ベースに
- コードをコンテキストとして使用してガイダンスとコード生成ができるように
- インラインで特定の行についてのチャット
- GitHub Copilotにスラッシュコマンドが実装
- クリックするだけで提案やPull Requestのレビュー内容を修正したりできるスマートアクション
- JetBrainsへのCopilot Chatの導入
GitHub Copilot ChatがWebとモバイルアプリに登場
GitHub Copilot ChatがGitHub.comとGitHubのモバイルアプリから使えるようになります。これによって、コードエディターとCLIでGitHub Copilot、そしてGitHub.comとモバイルアプリでGitHub Copilot Chatが使えるようになります。
これらの新機能は ウェイトリスト が用意されています。
GitHub Copilot Enterprise
GitHub Copilot Enterpriseでは、コードベース全体のコンテキストをパーソナライズできます。Copilot ChatをGitHub上のリポジトリーに接続すると、Copilot Enterpriseがコードベースの理解やドキュメントの検索などを手伝ってくれます。
また、内部コードやプライベートリポジトリーにもとづく提案なども可能です。
GitHub Copilot Enterpriseは、2024年2月から1ユーザあたり月額$39で提供予定です。
GitHub Copilotパートナープログラム
GitHub Copilotをサードパーティーのサービスと統合できるプラグイン機能が提供されます。GitHub Copilotパートナープログラムは25社以上を最初のパートナーとして開始予定です。
AIを使ったGitHub Advanced Security
GitHub CopilotにLLMベースの脆弱性防止システムを適用することで、Copilotの提案がより安全になります。また、GitHub Copilot Chatは自然言語で脆弱性の仕組みを説明できます。GitHub Advanced Securityに、コードの脆弱性やシークレットを検出して修正するAIを実装中のようです。
コードスキャニングの自動修正では、Pull RequestでJavaScriptとTypeScript用のCodeQLを直接使って、AIが生成した修正を提案します。
GitHub Copilot Workspace
Copilot WorkspaceでIssueを開くと、意図した変更を実装するためのプランが、GPT-4を使って自動的に提案されます。Copilot Workspaceでコードをビルド、実行、テストでき、エラーは自動で修正されます。2024年に提供予定です。
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。