OneDriveにCopilotが実装!その機能と便利な使い方
OneDriveがさらに便利になります。
2024年4月末から段階的にCopilot in OneDriveが展開されます。Copilot in OneDriveにより、ファイルの検索や情報抽出がこれまで以上に簡単になります。
この記事では、Copilot in OneDriveの概要から、具体的な使い方まで紹介します。
Copilot in OneDriveとは?
Copilot in OneDriveは、OneDrive内のファイルから迅速に情報を取得するための新しい機能です。
Web上のOneDriveや、Microsoft Teams、SharePoint内のファイルビューワーから直接アクセスできます。Copilot for Microsoft 365ライセンスをもつビジネスおよび教育機関のユーザーが利用できます。
Copilot in OneDriveを利用できる場合は、OneDriveの右上にCopilotのロゴが表示されます。このロゴをクリックすると、サイドパネルにCopilotとのチャット画面が表示されます。
ちなみに、Copilot ProとCopilot for Microsoft 365は別物です。Copilot Proについては、こちらの記事で解説しています。
主な機能
Copilot in OneDriveには次のような機能があります。
- 質問してファイルから答えを得る:文書、プレゼンテーション、スプレッドシートなどから、情報を直感的に抽出します
- 自然言語を使ってファイルを検索:Copilotに質問してファイルを検索できます
- コンテンツからアウトライン、テーブル、FAQを作成:既存のファイルをもとにCopilotが新たなコンテンツを作成します
- コンテンツの改善提案:文書やプレゼンテーションをさらに良くするための提案を得られます
- ファイル要約の生成:複数のファイルを簡潔に要約し、重要な情報に素早くアクセスできます
ファイル形式と言語
Copilot in OneDriveは、DOC、DOCX、PPT、PPTX、XLSXなどのオフィスドキュメント、PDF、TXT、RTFなどの汎用フォーマット、さらにはASPX、HTM、HTMLなどのWebファイルにも対応しています。また、FLUID、LOOP、ODT、ODPにも対応しています。
言語サポートも幅広く、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、スペイン語、簡体字中国語をはじめとする多数の言語がサポートされています。
Copilot in OneDriveの便利な使い方
1. 情報の素早い取得
たとえば、「先週の飲料の総売り上げは?日別で表にして」という質問をCopilotに投げることで、関連するファイルから答えを速やかに抽出し、表形式で表示してくれます。
2. ファイルの検索
「プロジェクトMoonshotに関する最新のファイルを見せて」と質問すると、Copilotが関連するファイルを見つけてくれます。
3. 新しいコンテンツの作成
「/sales-enablement.docxを参考に、新規顧客向けのセールスピッチの概要を作成して」と指示すると、Copilotはその文書をもとにアウトラインを作成します。
4. コンテンツの改善
「/new-sales-process.pptの改善案を教えて」と尋ねると、Copilotはプレゼンテーションをより良くするための提案をします。
5. 要約の生成
「moonshot-plan.pdf、Moonshot-timeline.docx、moonshot-GTM.pptの要点をまとめて」というプロンプトを使用すると、Copilotはこれらのファイルの要約を提供します。
6. 共有文書の要約
2024年3月から、共有文書の通知に要約を追加する機能も提供されます。これにより、受信者はファイルを開かずとも、そのファイルの概要を把握できます。
まとめ
Copilot in OneDriveは、OneDrive内のファイルから迅速に情報を取得するための新しい機能です。ファイルの検索や情報抽出がこれまで以上に簡単になります。
2024年4月末から段階的に展開されるCopilot in OneDrive。ぜひ、その便利な機能を活用してみてください。