Windowsのフォトアプリにライティングをあとから変更できる機能や自然言語検索が追加
MicrosoftがWindows 11向けのフォトアプリに、AIを活用した新機能「Relight(リライト)」と「自然言語による写真検索」を導入しました。
これらの機能は現在、Windows Insider向けに段階的に提供が始まっており、フォトアプリのバージョン2025.11060.5006.0以降で利用できます。
写真のライティングをあとから調整可能に

フォトアプリに新たに導入されたリライト機能では、最大3つの光源を自由に配置し、光の色や焦点を調整できます。
これにより、撮影した写真のライティングをあとから簡単に変更できるようになります。
類似の機能は、GoogleフォトのポートレートライトやDavinci Resolveのリライト機能などがありますが、同様のことがWindowsの標準ソフトだけでできるようになります。
Windows 11のフォトアプリのリライトでは、プリセットから手軽に選択することも、自分で明るさや光の強さを調整することもできます。
現在、リライト機能はSnapdragon搭載のCopilot+ PCで利用でき、AMDとIntel搭載のCopilot+ PCへは数か月以内に展開される予定です。
Copilot+ PCではない通常のPCでは利用できないようです。

ちなみに、Windows 11標準のフォトアプリでは、消しゴムマジックのように不要なオブジェクトをAIで削除できる機能も存在しており、こちらはCopilot+ PCではない普通のPCでも利用できます。

自然言語検索で写真を検索可能に
![Windows 11のフォトアプリのスクリーンショット。検索ボックスに[family fun]と表示されており、画面には検索結果が表示されている](/_next/image?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Ffamilyfun_whiteBG.png&w=3840&q=75)
写真検索機能も大幅に強化され、自然言語を使った検索ができるようになりました。
たとえば「ビーチの夕日」「家族でのアウトドア」など、言葉で写真を検索できます。
ファイル名や撮影日時を覚えていなくても、ローカルでインデックス化された写真の中からAIが画像を見つけ出します。
Googleフォトでも類似の機能がありますが、GoogleフォトではGoogleドライブにバックアップしていないと検索できないのに対して、Windows 11のフォトアプリではローカルで動作します。
Microsoft Entra IDユーザーもAI画像生成が可能に
法人ユーザー向けにも機能が追加されており、いままで個人向けのMicrosoftアカウントでのみ利用できていた「Restyle Image」「Image Creator」がMicrosoft Entra IDアカウントでも利用できるようになりました。
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。