ろぼいんブログ

ChromeでX等の画像をドラッグして保存・表示できない原因と対処法 225万画素を超える画像で発生

PCの画面に左から順にMicrosoft Edge、Firefox、Google Chrome、Opera-Browser、Braveのショートカットが並んでいる画像

Google Chrome 149において、Xやpixivを含むWebサイトで、画像をドラッグ&ドロップして保存したり新しいタブで開いたりできない不具合が発生しています。

この不具合は225万画素を超える画像でのみ発生しており、修正されるまでは右クリックから保存したり新しいタブで開いたりする必要があります。

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目次

Chromeで画像をドラッグできない不具合が発生

chromeで画像をドラッグしてデスクトップやフォルダーに移動しても保存できなかったり、画像をドラッグして新しいタブで開けなかったりする不具合が発生しています。

通常であれば、Webページの画像をドラッグすると保存したり新しいタブで開いたりできますが、Chrome 149ではこの機能が破損しています。

画素数の小さい画像では問題なくドラッグして保存したり開いたりできますが、大きい画像ではドラッグで保存したり開いたりできず、エラーも表示されません。

筆者が検証したところWindows 11のChrome 149.0.7827.115でこの問題が再現しました。

筆者の調査により、225万画素以下の画像はドラッグして保存したり開いたりできるものの、225万画素を超える画像ではできないことが判明しました。

今回の不具合は、225万画素を超える画像をドラッグできないバグに起因しているようです。

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ドラッグ自体ができないため、ドラッグ&ドロップで画像を保存することも、ドラッグ&ドロップで画像を新しいタブで開くこともできません。

Chromiumで発生したバグなので、ChromeだけでなくBraveやEdgeといったChromiumベースのブラウザーでも発生しています。

対処法は右クリックから画像を保存

Chromiumでは修正作業が進められているため、近日中にこのバグは修正されるはずです。

修正されるまでは、右クリックメニューから保存してください。

  1. 保存したい画像を右クリックします

  2. [名前を付けて画像を保存]を選択します

  3. 保存先を選択して保存します

画像を新しいタブで開きたい場合も、右クリックからできます。

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  1. 新しいタブで開きたい画像を右クリックします

  2. [新しいタブで画像を開く]を選択します

原因は画像のドラッグ処理に関する不具合

Chromiumは、画像をドラッグしたときにマウスカーソル付近にドラッグ用の画像を生成します。

画素数の大きい画像ではドラッグ用の画像を作らないようになっており、以前のバージョンではドラッグ用の画像が作られなくてもドラッグ操作自体は続行されるようになっていました。

しかし、Chromium 149ではバグにより、ドラッグ用の画像が作られなかった場合にドラッグ操作自体も中止されるようになってしまいました。その結果として、画素数の大きい画像をドラッグしても、すぐにドラッグが中止されるので保存したり新しいタブで開いたりできない状態になりました。

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Chromiumのソースコードを確認したところ、ドラッグ用の画像を作るときの総画素数の上限が 1500 × 1500、つまり 2,250,000pxに設定されていることがわかりました。

これにより、225万画素以下の画像ではドラッグ用の画像が作成されるので画像をドラッグできますが、225万画素より大きい画像はドラッグ用の画像が作成されないのでドラッグが中断され、結果として保存したり新しいタブで開いたりできなくなっています。

筆者検証でも225万画素が境界として一致

筆者が複数のダミー画像を作成して検証したところ、実際に225万画素以下の画像はドラッグして保存できる一方で225万画素より大きい画像はドラッグできないことを確認できました。

画像のファイルサイズにかかわらず、2250×1000pxの画像は保存でき、2251×1000pxの画像は保存できませんでした。

検証画像

総画素数

結果

2250×1000

2,250,000px

保存できる

2251×1000

2,251,000px

保存できない

また、画像の縦横比は無関係でした。

たとえば、4096×256pxの画像は長辺が4096pxありますが、総画素数は約105万画素のため保存でき、1536×1536pxの画像は長辺が1536pxですが、総画素数が約236万画素あるため保存できませんでした。

検証画像

総画素数

結果

4096×256

1,048,576px

保存できる

2300×900

2,070,000px

保存できる

1024×2048

2,097,152px

保存できる

2048×1152

2,359,296px

保存できない

1536×1536

2,359,296px

保存できない

1800×1400

2,520,000px

保存できない

検証の結果、Chromeのドラッグ保存はファイル容量や長辺の長さではなく、総画素数に依存して失敗することがわかりました。

検証で判明した境界値は、2250×1000pxと2251×1000pxの間であり、Chromiumのソースコードで確認できる、225万画素を超える画像ではドラッグ用画像を作らないという実装とも一致します。

筆者の分析

今回の不具合は、多くのユーザーにとって大きい画像をドラッグして保存できないものとして認識されていますが、実際には大きい画像でドラッグが失敗する不具合が原因でした。

Chromiumは225万画素を超える通常画像についてドラッグ中に表示する画像を作らないようになっています。

Chromium 148以前では、その状態でもドラッグ操作を続行していたのに対して、Chromium 149では、リファクタリングのミスでドラッグ操作自体を中止する挙動になりました。

一部のユーザーはXやpixivで画像を拡大すると保存できなくなったり、ランダムに保存できなかったりすると報告していますが、筆者の調査により実際には規則性があることがわかりました。

おそらく、画像を拡大表示にしていないときはサムネイル用の低解像度の画像が読み込まれており、拡大表示にすると高解像度の画像が読み込まれ、それが225万画素を超えてしまっていたのでしょう。

Chrome側では修正が進められているため、近いうちに修正したバージョンが配信されると思われます。

この記事の検証内容と情報源

検証環境

  • OS:Windows 11
  • ブラウザー:Google Chrome v149.0.7827.115

検証内容

Chromiumのソースコードを閲覧し、225万画素より大きい画像ではドラッグ用の画像が作成されないことを確認。また、検証環境において次のような条件で画像をドラッグできるか検証し、実際に225万画素が境界であることを確認

  • 4K画像でJPEG品質だけ変更:ファイル容量の影響を確認
  • 4K画像を100KB〜2000KBに調整:容量だけ変えた場合の挙動を確認
  • 約950KBで解像度だけ変更:ファイルサイズと解像度を分離
  • 長辺が大きい細長い画像:長辺しきい値の有無を確認
  • 225万画素前後の画像:境界条件を確認
  • 通常のJPEGとパディングで容量を調整したJPEG:圧縮方式や容量調整の影響を確認

最終検証日

更新履歴

  • 2026年6月15日:初版公開
  • 2026年6月17日:誤字を修正

参考リンク

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。