Blueskyで本人確認する方法 ハンドルネームにカスタムドメインを設定しよう
分散型SNSの世界は日々進化していますが、最近とくに注目を集めているのがBlueskyです。Blueskyの特徴と本人確認の方法をしっかり理解することで、新しいSNSを最大限に活用できるようになります。
この記事では、Blueskyの基本情報から本人確認の具体的な手順までを分かりやすく解説します。
なお、本人確認とは関係なくハンドルネームを変更する方法については、こちらの記事で紹介しています。
Blueskyとは
Blueskyは、次のような特徴をもつ新しいSNSです。
- 分散型のSNS
- ATプロトコルを採用している
- ユーザーが自分でフィードのアルゴリズムを選択したり、開発したりできる
- MisskeyやMastodon、ThreadsといったActivityPubとは互換性がない
- 以前は招待コードが必要だったが、2024年2月7日からは不要になった
とくにATプロトコルの採用は、ユーザーのデータ所有権やフィードコントロールの自由度の向上に大きく貢献しています。ATプロトコルを採用したSNS同士で相互にやり取りできるため、ユーザーは自分のデータをより自由に扱えるようになります。
なお、ThreadsやMisskeyの使い方はこちらの記事で解説しています。
本人確認について
Blueskyでのユーザー識別子であるハンドル(@から始まる文字列)は、通常ピリオドを使用することはできません。
しかし、自分がドメインを所有している場合には例外があり、そのドメイン名をハンドルとして設定することが可能です。そのため、公式サイトを持っている場合は、そのドメインを使って本人確認ができます。
この機能はカスタムドメインと呼ばれており、Blueskyの特徴的な点のひとつです。
Blueskyでの本人確認方法
Blueskyでカスタムドメインを使って本人確認するには、次の手順を踏みます。
1. ハンドルの変更を開始する
まずBlueskyで[設定]>[ハンドルを変更]>[自分のドメインを持っています]を選択します。設定画面の開き方が分からないときは、次の記事を参考にしてください。
2. ドメイン名を入力
表示されたテキストボックスに、本人確認に使用したい自分のドメイン名を入力します。
3. DNSレコードを追加
次に、ドメインのDNS設定を管理している場所で、Blueskyの指示に従いDNSレコードを追加します。たとえばCloudflareを使っている場合、次の手順を踏みます。
- DNSレコードの設定画面を開く
- [レコードの追加]ボタンをクリック
- [タイプ]で[TXT]を選択
- 名前に
_atproto
と入力 - [コンテンツ]にはBlueskyに表示される[Value:]の値を入力
4. DNSが設定不可の場合
DNSの設定を変更できない場面もあります。その場合は[No DNS Panel]を選択します。https://<ドメイン>/.well-known/atproto-did
にファイルを作成し、指示されたテキストデータをそのファイルに入力します。
たとえば、ドメインがexample.com
の場合は、https://example.com/.well-known/atproto-did
にファイルを作成します。拡張子は不要です。
5. 確認作業
すべての設定が終わったら、[Verify DNS Record]または[Verify Text File]をクリックして、Bluesky側での確認処理が終わるのを待ちます。
まとめ
Blueskyでの本人確認は意外とシンプルですが、ドメインの所有という前提があります。この方法を利用すれば、他のユーザーと差別化を図れます。
自分のドメインを持っている場合は、ぜひそのドメインをハンドルに設定してみてください。