X(Twitter)の画像の読み込み・表示が遅い場合の対処法
ここ最近、X(旧Twitter)では画像の読み込みが非常に遅くなることがあります。これは、画像を読み込む際に日本から距離の離れたサーバーに接続されることが原因です。
この記事では、Xで画像の読み込みが遅い場合の対処法について紹介します。
Xの画像読み込みが遅い原因
Xは画像を配信する際に、CDNと呼ばれる仕組みを使っています。
CDNは、世界中に配置されたサーバーのうち、ユーザーからもっとも近いサーバーを使ってデータを配信することで、ファイルの読み込みを高速化する仕組みです。XはFastlyというCDNサービスを利用しています。
Xの設定ミスかFastly側の問題かは不明ですが、ユーザーから遠いサーバーが選択されてしまうという問題が発生しています。
この問題を解決するには、強制的に近いサーバーを選択するように設定すればよいわけです。設定方法をOS別に紹介します。
【注意】DNSの変更は意味がない
ほかの記事では、DNSの設定を変更する方法が紹介されている場合があります。しかし、筆者の環境ではDNSをCloudflareの1.1.1.1やGoogleの8.8.8.8に変更しても、画像の読み込み速度は改善されませんでした。
DNSの設定を変更することで解決するケースもあるかもしれませんが、この方法では必ずしも解決できるわけではないので、注意してください。
以下で紹介する方法は、PCで筆者が実際に試して効果があった方法です。
Windowsの場合
-
Windowsキーを押して[メモ帳]と入力する
-
[最も一致する検索結果]に表示されているメモ帳を右クリックし、[管理者として実行]を選択する
-
[このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?]で[はい]を選択する
-
メモ帳のメニューから[ファイル]>[開く]をクリックする
-
C:\Windows\System32\drivers\etc
フォルダーを開く -
ファイルの種類を[すべてのファイル]に変更し、
hosts
ファイルを選択して[開く]をクリックする -
末尾に次の内容を追加する
151.101.108.159 pbs.twimg.com -
ファイルを保存してメモ帳を閉じる
-
Webブラウザーを再起動する
macOSの場合
macOSでは、次の記事を参考にしてhosts
ファイルを編集してください。
ただし、記事のSTEP5の内容は無視して、代わりに次の内容を追加してください。
151.101.108.159 pbs.twimg.com
設定が終わったら、Webブラウザーを再起動してください。