ATOKで1文字目がアルファベット/ローマ字になってしまうバグの解決方法

2024年の年末か2025年1月ごろから、WindowsにインストールしたATOKで日本語を入力しようとすると、1文字目が強制的に確定されアルファベットとして入力されてしまうという問題が発生しています。たとえば、「おはようございます」と入力しようとすると「oはようございます」のようになってしまいます。
この問題は、ソフトウェアのウィンドウを切り替えた直後やコピペした直後に発生しやすいようです。
この記事では、実際にいくつかの解決策を試した上で、効果のあったものと効果のなかったものを紹介します。
問題の詳細
WindowsにインストールしたATOKで日本語を入力しようとすると、1文字目が強制的に確定されアルファベットとして入力されてしまいます。たとえば、「おはようございます」と入力しようとすると「oはようございます」のようになってしまいます。
この問題は、2024年の年末か2025年1月ごろから発生しており、ソフトウェアのウィンドウを切り替えた直後やコピペした直後に発生しやすいようです。
使用しているATOKのバージョンは、2025年2月配信のバージョン35.0.2ですが、それ以前のバージョンでも発生しています。また、WindowsのバージョンはWindows 11 Home 23H2 22631.4974です。
類似の問題はATOKのほかにも、Google日本語入力や古いMicrosoft IMEでも発生しているようです。ただし、新しいMicrosoft IMEでは発生していないようです。
効果のなかった解決策
次のような解決策を試しましたが、効果はありませんでした。
- PCを再起動する
- ATOKを再インストールする
- ATOKの環境設定>[入力補助]>[カナ入力時に自動的にカナロックを行う]>[詳細設定]>[ATOKの内部状態を優先する]にチェックを入れる
- Windowsの[設定]>[時刻と言語]>[言語と地域]>[Microsoft IME]>[全般]>[予測入力]をオフにする
効果のあった解決策
Windowsを24H2にアップデートしたところ、問題が解決しました。
Windowsの設定の[Windows Update]では[最新の状態です]と表示されてアップデートできなかったので、Windows 11インストールアシスタントを使って手動でアップデートしました。
※Windowsを手動でアップデートする場合は、自己責任でお願いします。