CursorがWebとスマホで利用可能に Slack上でのやり取りにも対応

AIコードエディターを提供するCursorが、コーディングエージェントのCursorエージェントをWebとスマホで利用できるようになったと発表しました。
コードエディターのCursorに搭載されているエージェントと同様に、コードの生成や質問への回答、作業の支援ができます。
CursorにWeb版が登場
CursorエージェントをWebとスマホでで利用できるようになりました。
コードエディターのCursorに搭載されているエージェントと同様に、コードの生成や質問への回答、作業の支援ができます。
Web版のCursorは、 cursor.com/agents から利用できます。

画像: Cursor
Web版のCursorエージェントでは、バグの修正、新機能の実装、コードベースについての質問への回答などをバックグラウンドで実行できます。
共同作業も可能で、リポジトリーへのアクセス権をもつチームメンバーは、プルリクエストを作成および確認できるほか、エージェントが作成した差分も確認できます。

画像: Cursor
また、画像を添付したり、追加の指示を与えたり、複数のエージェントを並行して実行して結果を比較したりできます。
Web版のCursorエージェントは、プログレッシブWebアプリ(PWA)にも対応しています。
PWAは、Webサイトをプラットフォームのネイティブアプリのように利用できるようにする技術です。
PWAに対応しているWebサイトはまるでネイティブアプリのようにデバイスにインストールできます。
現時点ではChromeやSafariがPWAに対応している一方で、Firefoxは対応していません。
なお、Mozillaは FirefoxでPWAをほかのブラウザーと異なるアプローチでサポートする方針 を示していますが、 開発に遅れが生じています 。
Slackにも対応
Slack上でCursorエージェントとやり取りできる機能も追加されています。
タスクが完了したときにSlackで通知を受け取ったり、Slackで「@Cursor」とメンションしてエージェントを起動したりできます。

画像: Cursor
Slack上でコーディングエージェントとやり取りするというアプローチの製品は、Devinが有名です。
Devinは、クラウド上で並列で動作するAIコーディングエージェントです。
Devinはコードエディターを開かなくてもコーディングエージェントに作業を依頼できる点が特徴的ですが、CursorエージェントがWebとSlackに対応したことで、こうしたアプローチの製品が今後さらに増えていくと予想されます。
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。