Android版Xで一部リンクのタイトルが削除 影響と対策は?

最新のAndroid版X(旧Twitter)アプリのアップデートで、一部のリンクからタイトルが削除されました。
今回の仕様変更の影響を受けるリンクでは、別途タイトルを入力しない限り、サムネイルとドメインのみが表示されるようになり、記事の内容がリンクからはわからなくなっています。
目次
Android版Xで一部のリンクのタイトルが削除
Xで表示されるリンクカードは、OGP(Open Graph Protocol)と呼ばれる仕組みにもとづいて、Webサイト側が定義した情報を表示する仕組みになっています。
XはOGPを拡張して利用しており、Webサイト側はXにリンクを投稿したときに表示されるリンクカードの種類を、summary、summary_large_image、app、playerの中から選択できます。
一般的なWebサイトは、summaryかsummary_large_imageのいずれかを利用しています。
summaryは横長のリンクカードで、左側にサムネイル、右側にタイトルとドメイン(URLの一部)が表示されます。
summary_large_imageは、summaryよりも高さのあるリンクカードで、以前は上にサムネイル、下にタイトルとドメインが表示されていました。
2023年10月から、WebとiOSアプリのsummary_large_imageは、サムネイルの左下にタイトル、リンクカードの下にドメインが表示されるようになっています。
この仕様変更を受けて、当時の筆者はリンクカードのデザインをもとに戻すブラウザー拡張機能を公開しています。
これまで、Android版Xアプリにはsummary_large_imageの仕様変更が展開されておらず、古いデザインのままになっていました。
ところが、2025年9月24日までに、Android版Xアプリのアップデートにより、リンクカードのデザインが変更されました。
Android版Xアプリのsummary_large_imageのリンクカードは、WebとiOSアプリとは異なり、タイトルが表示されない仕様になっています。

リンクカードにサムネイルとドメインのみが表示されているため、サムネイルかポストのテキストに別途タイトルを含めていない限り、どのような内容のWebページかわからなくなってしまっています。
ほかのプラットフォームではタイトルが表示されている箇所に、なぜドメインを表示することにしたのかは不明です。
なお、一部のユーザー向けにテスト提供されているAndroid版X Liteでは、ほかのプラットフォームと同様にタイトルが表示されているため、タイトルの代わりにドメインが表示されているのはバグという可能性もあります。

影響は?
Android版Xアプリでsummary_large_imageのリンクカードからタイトルが削除されたことで、いくつかの影響が考えられます。
まず、タイトルの削除によってポストからは記事のタイトルがわからなくなり、ポストを閲覧したユーザーが混乱すると考えられます。
また、タイトルがわからないとリンク先の内容がわからないため、リンクをクリックするユーザーが減少し、Webサイトの閲覧数が減少する可能性があります。
とくに後者は、SNSをおもな流入源としているWebサイトの収益に影響する可能性があります。
対策は?
リンクカードの種類としてsummary_large_imageを利用しており、SNS共有用のテキストにタイトルを含めていないWebサイトでは、Xからの流入の減少が想定されます。
対策としては、別の種類のリンクカードに変更するか、共有用のテキストにタイトルを含めるかの2択になります。
前者については、summaryリンクカードを使うことで、引き続きタイトルが表示されます。
ただし、既存のリンクはXが保持しているキャッシュがあるためすぐには更新されないことと、サムネイルの比率がsummary_large_imageと異なり、またサムネイルが小さく表示されることに注意が必要です。
後者の共有用のテキストにタイトルを含めるという方法は、Xのキャッシュの影響を受けないためすぐに変更を反映できます。
一方で、既存のポストには反映されないことと、ユーザーが共有ボタンを使わずに投稿した場合や自分でタイトルを消した場合に、ポスト内のどこにもタイトルが表示されなくなるという問題があります。
筆者個人としては、より確実にタイトルを含められる前者(summaryへの変更)を推奨します。
まとめ
Android版Xアプリのアップデートにより、一部のリンクカードのデザインが変更されました。
影響を受けるリンクでは、リンクカードからタイトルが削除されているため、ポストかサムネイルに別途タイトルを含めていない限り、Webページの内容がリンクカードから判断できなくなっています。
今回のアップデートの影響を受けるWebサイトでは、クリック率が減少する可能性があります。
リンクカードの種類を変更するか、共有用のテキストにタイトルを含めることで対策できます。
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。







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