ろぼいんブログ

Xの読み込みが爆速に!?TanStack RouterとTailwindへ移行開始

パソコンの画面にReactのサンプルコードとそのプレビューが表示されている写真

Web版のXにTanStack RouterやTailwind、SSRといったモダンなWeb技術が採用され、ページの読み込み速度が大幅に向上したことがわかりました。

この変更はログアウト状態のページに展開されており、将来的にログイン状態でも適用されるようになる可能性があります。

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目次

XのWeb版の技術スタックが大幅転換

香港のテクノロジーブロガーのJane Manchun Wong氏は、XがWeb版のコードを全面的に置き換えており、まずログアウト状態のページから新しい構成を展開していると投稿しました

同氏は投稿の中で、新しいWeb版のXはTanStack RouterとTailwindで構築されており、SSRストリーミング、Vite、Rolldown、ES Modulesなど、モダンなWeb技術を採用していると指摘しました。

筆者が実際にログアウト状態のXのソースコードを確認したところ、Wong氏の指摘どおりフロントエンドのHTMLコード内にTailwind由来と考えられるクラス名を確認しました。

また、ログイン状態では従来の技術スタックが引き続き利用されている一方で、ログアウト状態ではスマートフォンのブラウザーでもローディング画面が表示されずに瞬時にページが読み込まれました。

Xの従来のWebフロントエンドには、React Navive for Webが使われておりReact Routerのコンポーネントも活用されていました。

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新しい構成について、XのWebフロントエンドを担当しているYagiz Nizipli氏は、TanStack RouterとSSRを使っていると述べています。

また、OpenAIのエンジニアのDominic Gannaway氏は、Xが非推奨でサポートされていないDraft.jsをエディターで使うことをやめることを望むという趣旨のポストを投稿しました

これに対してNizipli氏は「it’s on my agenda」と返信し、エディターの技術スタックの見直しへの意欲を示しました。

筆者の分析

Xは複雑で大規模なシステムなので、根本から技術スタックを変更することは容易ではありません。

ログアウト状態のページから移行が始まったのは、ログイン時の機能を実装する必要がないために相対的に移行コストが低いことに起因していると考えます。

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将来的にはログイン状態のページも新しい技術スタックに移行する可能性があります。

Xの社員のZach Warunek氏は、「バグレポートのポストをXチャットのエージェントに共有するだけで、1時間後には見るべきPRが用意されている段階に達している」と述べており、新しい技術スタックへの移行はこうしたAIの進歩が背景にあると考えます。

Web版のXをめぐっては6月上旬、Webアプリの読み込み時間を90%削減したバージョンをまもなくリリースすると、Xの製品責任者のNikita Bier氏が述べていました。

Nizipli氏も当時、低速な4G接続下で新バージョンと従来版を比較する動画を投稿しており、プロフィールページの読み込み時間が約18秒から約5秒へ短縮されたようすを示していました。

この記事の検証内容と情報源

検証環境

  • OS:Android 17
  • デバイス:Google Pixel 8
  • ブラウザー:Firefox Nightly v154.0a1

検証内容

ログアウト状態のWeb版のXにTailwind由来とみられるクラス名が含まれていることを確認。また、スマートフォンのブラウザーでログアウト状態のXのページが瞬時に表示されることを確認

最終検証日

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。