ろぼいんブログ

LINEで届く「投票して」は詐欺?アカウント乗っ取りとPayPay送金被害に注意

偽のLINEログイン画面の例を示した画像
画像:LINEヤフー

LINEを運営するLINEヤフーは、投票ページを装ったフィッシングサイトでLINEアカウントを乗っ取り、PayPayによる送金を要求する手口について注意を呼びかけています。

LINEで友人や知人から「投票して」やそれに類似したメッセージが届いても、リンク先で電話番号、メールアドレス、パスワードなどを入力しないでください。

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目次

LINEの「投票して!」メッセージに注意

LINEを運営するLINEヤフーは公式Xアカウントにて、身近な人から届く「投票して!」というメッセージに注意するよう呼びかけています

投票を求めるメッセージとともにリンクを送信し、そのリンク先で電話番号、パスワード、認証コードなどを入力させ、LINEアカウントを乗っ取る手口が確認されています。

乗っ取られたアカウントは、被害者の家族や友人のアカウントを同様の手口で乗っ取ったり、PayPayで送金させたりするために悪用されます。

たとえ友人や知人からのメッセージであっても、投票を依頼されて開いた先のWebサイトでLINEのログイン画面が表示されたら、情報を入力せずに閉じるようにしてください。

また、突然PayPayで送金するように頼まれた場合には、対面やビデオ通話など、テキストメッセージ以外の手段で本人に確認を取るようにしてください。

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Xでは、友人から投票を依頼されてリンクを開き、LINEアカウントでログインしたところアカウントを乗っ取られたという趣旨のポストが拡散しており、今回の注意喚起はこうした被害の拡大を受けてのものと考えられます。

投票でアカウントを乗っ取る手口の詳細

LINEの公式サイトによると現在発生している手口では、「コンテストのアンバサダー候補になった」「親戚の子が作品コンテストに参加している」などの誘い文句で投票を依頼してくるとのことです。

指定されたURLを開くとLINEの偽のログイン画面が表示され、気づかずに電話番号、メールアドレス、パスワード、認証コードなどを入力してしまうと攻撃者がその情報を悪用してLINEアカウントを乗っ取ります。

自分でLINEを引き継ぎするときやメールアドレス・電話番号を変更するとき以外にLINEの認証コードを使用することはありません。

LINEの登録情報と併せて認証コードを聞き出したり、画面に入力させたりする行為は基本的に詐欺を目的としていると考えてよいでしょう。

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投票、コンテスト、友人のお願いなどの理由で認証コードなどの入力を求められた場合は、相手のLINEアカウントがすでに乗っ取られている可能性もあるので、たとえ相手が知人のアカウントでも入力しないでください。

偽のLINEログイン画面の見分け方

投票などを求められてリンクを開くと、一見本物のように見えるLINEのログイン画面が表示されることがあります。

LINE公式サイトには偽画面の一例として、URLに企業名やサービス名と関係のない不自然な文字列が含まれている例が掲載されています。

[LINE認証投票へようこそ]と書かれた画面のスクリーンショット。ドメインにランダムな文字列が含まれている
画像:LINEヤフー

リンクを開いただけで何も情報を入力していない場合は、すぐにページを閉じてください。

もしも情報を入力してしまった場合や、「アカウントからログアウトされました」と表示された場合には、後述の手順でアカウントを取り戻す手続きを開始してください。

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「アカウントからログアウトされました」と表示されたときの対処法は?

LINEで「アカウントからログアウトされました」と表示された場合は、画面の[再ログイン]をタップしてください。

第三者が「削除をタップしてください」「LINEをアンインストールして再インストールしてください」などと指示するケースも報告されていますが、従わないでください。

LINE公式サイトによると、再ログイン画面で第三者の指示通りに[削除]をタップすると、その端末に保存されているLINEのすべてのデータが削除されます。

削除をタップしてしまった場合は、LINEに登録している電話番号とパスワードでLINEアカウントの引き継ぎを試します。

引き継ぎできない場合は、LINE公式の問い合わせフォームから本人が問い合わせる必要があります。

また、「アカウントからログアウトされました」と表示されていなくても、LINE公式アカウントからログイン通知が届いたり、身に覚えのないメッセージが送られていたりする場合には、第三者がアカウントにログインしている可能性があります。

そのような場合には、次のような対応をしてください。

  • パスワードを変更する
  • ログイン許可を「オフ」に変更する
  • ログイン中の端末を確認し、身に覚えのない端末をログアウトする
  • 意図せずに送信されたメッセージを送信取り消しする

とくに、投票リンクやPayPayでの送金を求めるメッセージを送ってしまっている場合は、被害が広がる前に送信取り消しや別手段での注意喚起などの対応をしてください。

Xでもフィッシングキャンペーンが広がっている

今回のLINEの投票詐欺と同じように、Xでもアカウント乗っ取りを目的としたフィッシングが確認されています。

「誰にブロックされているか確認できる」「ブロックされている人数がわかる」とうたうWebサイトでXアカウントのメールアドレスやパスワードを入力すると、攻撃者にログイン情報を盗まれ、アカウントを乗っ取られる可能性があります。

口実は違っていても、リンク先でログイン情報を入力させる点はフィッシングに共通しています。

筆者の分析

今回のLINEのアカウント乗っ取りに限らず、Xのブロック確認ツールを装ったフィッシングサイトも含めて厄介なのは、すでに乗っ取られた知り合いのアカウントからフィッシングサイトのリンクが拡散される点です。

見知らぬアカウントからの不審なメッセージよりも、家族やフォローしている人から届いたメッセージの方が信用しやすく、攻撃者はその心理を利用しています。

さらに、LINEアカウントを乗っ取ったあとにPayPayでの送金を要求することで、攻撃者はアカウントの乗っ取りから詐欺までをまとめて実行できます。

リンクを開いたときにログイン画面が表示された際には、URLなどを確認してそれが本物のログイン画面かどうか慎重に確認するようにしましょう。

この記事の検証内容と情報源

検証内容

LINE公式XアカウントとLINE公式サイトに掲載されている注意喚起を確認。また、その注意喚起で言及されている、投票を装ったアカウント乗っ取りの被害についての一般ユーザーのポストを確認

最終検証日

参考リンク

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。