ろぼいんブログ

Xのおすすめアルゴリズムを全面的に見直しへ Musk氏とBier氏がタイムライン改善に言及

タイムラインの上部にGrokのロゴと[What do you want to see more of?]というテキストが表示されており、その下のテキストボックスに[More funny content, less politics]と入力されている画面のスクリーンショット
画像:Nikita Bier氏

Xのおすすめタイムラインのアルゴリズムについて、Elon Must氏とXの製品責任者のNikit Bier氏は見直しが必要との見解を示しました。

目次

Musk氏がアルゴリズムの全面的な見直しに言及

Elon Musk氏とNikita Bier氏がタイムラインのアルゴリズムの見直しに言及するきっかけになったのは、OpenAIの共同設立者のAndrej Karpathy氏の投稿です。

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Karpathy氏は、現在のXはこれまででもっとも攻撃的でReddit的な雰囲気になっており、アルゴリズムがその傾向を積極的に促していると投稿しました(現在は削除済み)。

この投稿に対し、Musk氏は「アルゴリズムを全面的に見直す必要がある」と返信しました。

X専用ニュース局MTSのophie氏はMusk氏の発言を引用し、以前のXではタイムラインが個人に最適化されたコミュニティのように感じられ、交流している人や興味のあるアカウントの投稿を見られたと指摘しました。

これに対してBier氏は、以前のアルゴリズムには友人がいいねしたコンテンツを表示する明確なレコメンデーションソースがあったと述べました。

また、Bier氏は現在のアルゴリズムが以前のアルゴリズムのようなコンテンツを暗黙的に表示できるほど賢くなっているものの、全体的に友人の友人によるコンテンツの表示頻度が下がっており、このフィードバックをアルゴリズムチームに共有すると述べました。

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さらにBier氏は、Xが消費だけを最適化するのではなく、ユーザー同士の関係性を長く保つ投稿を表示する必要があるとの見解を示しました。

同氏は、優れたコンテンツはユーザーを引きつける一方で、ユーザーを定着させるのは感情的なつながりだと指摘しました。

Grokへのプロンプト入力でタイムラインを調整できるプロトタイプも公開

Xユーザーのbone氏による複数のアルゴリズムのプリセットやカスタマイズ用スライダーを提供する案に対して、Bier氏はXがこれまでにもスライダーやプロンプトなどの多数のプロトタイプを試してきたと返信しました。

Bier氏のポストに添付されている動画では、Grokにプロンプトを入力すると「AI」「テック」「科学」「ゲーム」「スポーツ」のトピックごとの割合を示すスライダーのプリセットが作成され、必要に応じてそれぞれの割合を調整できるUIが示されています。

現在のXのタイムラインはすでにGrokを使ってポストを分析して表示する仕組みになっていますが、Xは以前からプロンプトでタイムラインを調整できるようにしたいという方針を示しており、今回のプロトタイプはそれに合致するものです。

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同氏はこのようなUIについて、アルゴリズムの好みをトグルで正確に表現できるのか、Xがその好みを実際のタイムラインに反映させられるのか、ニュースや政治に関するコンテンツをオプトアウトした場合に地震やテロ攻撃についての情報はその設定を上書きして表示するべきか、といった課題を挙げています。

こういった課題がありつつもXはカスタムタイムラインやトピックのスヌーズを提供しており、Bier氏はこれらがパワーユーザー向けの有用な機能だと述べています。

筆者の分析

Xの以前のタイムラインでは、いいねが少なくても友人がいいねした投稿などが表示され、より小さなコミュニティとして感じられました。

しかし、現在のタイムラインでは投稿の話題を重視しており、フォローしているユーザーによるポストがほとんど表示されず、フォローの意義が薄れています。

筆者はリスト機能を活用してよくやり取りする人や友人のポストを閲覧していますが、そういったポストはおすすめタイムラインにはほとんど表示されません。

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Musk氏とBier氏の今回の一連の発言は、こうした友人などのポストが表示されにくい現在の状況が今後改善される可能性を示唆しています。

Xのアルゴリズムが見直されれば、今後のタイムラインではただ自分の好きな話題の投稿を表示するというだけでなく、継続的に交流しているアカウントや界隈のポストが増える可能性があります。

また、今回Bier氏が公開したプロトタイプの動画では、XアプリにLiquid Glassが適用されていました。

筆者が把握している範囲では、XがLiquid Glassを適用したプロトタイプを公開したのはこれが初めてです。

Xは以前からLiquid Glassに対応する方針を示しており、その作業が順調に進んでいるようです。

この記事の検証内容と情報源

最終検証日

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。