プライバシーを守る「Decentraleyes」の使い方

#Chrome#Edge#Firefox#GitHub#オープンソース#プライバシー#拡張機能
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今回は、オンラインプライバシーを改善しながらWebサイトの読み込み速度を改善するブラウザー拡張機能「Decentraleyes」を紹介します。

Decentraleyesとは?

Decentraleyesのストアページのスクリーンショット
画像:Decentraleyesのストアページ

Decentraleyes」とは、オンラインでのプライバシーを向上させることを目的としたブラウザー拡張機能です。

Decentraleyesは、Content Delivery Networks(CDN)をエミュレートすることで動作します。ブラウザーのトラフィックを傍受し、サポートされるリソースをローカルで見つけて差し替えます。

すべての処理が自動的に行われるため、事前の設定は必要ありません。テストユーティリティーを使用して、適切に保護されているかどうかを確認できます。

Decentraleyesは万能ではありませんが、多くのWebサイトがCDNを介してリクエストを送るのを防げます。さらに、Decentraleyesは不足しているCDNリソースに対するリクエストもブロックできます。

なぜDecentraleyesが必要なのか?

Web上でのプライバシー保護とトラッキングの回避は、現代における課題のひとつです。多くのWebサイトやオンラインサービスがユーザーデータを収集し、パーソナライズされた広告やコンテンツの提供に利用しています

ユーザーが制御できない形でデータが収集されることが多く、これによるプライバシーの侵害が問題となっています。

Decentraleyesを使うと通信量を節約し、プライバシーを保護できます。

多くのWebサイトが大手サードパーティーサービスを介して重要なファイルを読み込むように設定されています。これにはメンテナンスコストの削減や、Webの高速化が理由として挙げられます。

しかし、これらのサービスがWebの構造に深く組み込まれ、これらを遮断すると多くのWebサイトが機能しなくなる状況が生まれています。また、CDNを介してファイルを提供することで、ユーザーのプライバシーが侵害される可能性もあります。

Decentraleyesは一般的に使用されるファイルを多数同梱しており、サイトが配信ネットワークからそれらを取得しようとするたびに、ローカルでそれらを提供します

Decentraleyesは、uBlock OriginやAdblock Plusなどの通常のコンテンツブロッカーを補完します。これにより、より広範なプライバシー保護と高速なWeb閲覧が可能になります。

使い方

Decentraleyesは、Chrome、Edge、Firefox、そしてOperaのための拡張機能として提供されています。それぞれのブラウザーの拡張機能ストアから簡単にインストールできます。

インストール後、特別な設定は必要ありません。Decentraleyesがバックグラウンドで動作し、プライバシーを保護してくれます。

類似の拡張機能

Decentraleyesと同様の目的をもつ拡張機能には、次のようなものがあります。

これらの拡張機能も、よりプライベートで快適なWeb閲覧のために有用です。

まとめ

「Decentraleyes」はプライバシーを保護するツールのひとつとして、Webブラウザーで簡単に利用できるプライバシー保護の手段を提供します。

Decentraleyesを使うことで、Webサイトの読み込み速度を改善しながら、オンラインプライバシーを改善できます。

参考

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。