GitHub Copilot ChatがGPT-4oに変更され応答性と精度が向上
2024年7月31日(現地時間)、GitHubは同社のAI製品であるGitHub Copilot ChatのバックエンドをGPT-4 TurboからGPT-4oに変更したことを発表しました。GitHub Copilot Chatとプルリクエストの概要の生成にGPT-4oが使用されるようになりました。
GPT-4oは、OpenAIが開発した最新のフラッグシップの大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)です。
GitHub Copilot Chatは、GitHub Copilotとチャットでやりとりし、プログラミングに関する質問をしたりコードを生成させたりできる機能です。Visual Studio、Visual Studio Code(VS Code)、JetBrains IDE、GitHubモバイルアプリとWeb版のGitHubで利用できます。
GPT-4oベースのGitHub Copilot Chatを利用するには、Visual Studioはバージョン17.8以降、VS CodeのGitHub Copilot Chat拡張機能はバージョン0.17以降、JetBrains IDEのGitHub Copilot拡張機能はバージョン1.5.14以降が必要です。
GitHub Copilot Chatとプルリクエストの概要の生成にGPT-4oが使用されることで、応答時間の短縮と精度の向上が期待されます。
GitHubは、モデルを変更したことにより最初のバイトまでの時間(TTFB:Time To First Byte)が最大で55%短縮され、応答性が向上たとしています。また、正確性と信頼性が向上し、ユーザーの満足度が60%向上したとのことです。