Google Geminiをカスタマイズできる「Gems」リリース OpenAIのGPTsに似た機能
Googleは、自分用にカスタマイズしたGeminiを利用できる「Gems」をリリースしました。
Google I/O 2024で予告されていた機能で、AIを活用してユーザーの好みに合わせた応答を提供します。
Gemsとは?
2024年8月28日(現地時間)、Googleは、同社の大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)である「Gemini」の新機能「Gems」をリリースしました。
Gemsは、Googleの開発者向け会議「Google I/O 2024」で予告されていた機能で、Geminiを自分のニーズに合わせてカスタマイズできるというものです。
Gemsは、特定のトピックに関するパーソナルアシスタントとして機能し、ユーザーは繰り返し同じようにGeminiと対話したい場合に、Gemsを使うことで時間を節約できます。OpenAIのChatGPTにおける「GPTs」と呼ばれる機能に似ています。
Gemsについての説明を書き、名前を付けることでいつでもそのGemsを呼びだして利用できるようになります。Gemsは、日常的によく使うタスクや複雑なタスクについての詳細な指示を設定することで、毎回プロンプトを入力する手間を省けます。
Googleは、Gemsのいくつかのプリセットを公開しています。
- 学習コーチ:複雑なトピックを理解しやすくするために役立つ
- ブレーンストーマー:簡単なインスピレーションを与えてくれる
- キャリアガイド:スキルを磨きキャリアの目標を達成するための計画を立てる
- ライティングエディター:文法や構造のフィードバックを通じて文章を改善する
- コーディングパートナー:コーディングスキルを向上させ、プロジェクトの構築と学習を支援する
Gemsを使うには?
Gemsは、Google Geminiのデスクトップ版とモバイルアプリで数日以内に利用できるようになります。150か国以上のほとんどの言語で利用できます。
Gemsを利用するには、次のいずれかに加入している必要があります。
- Gemini Advanced
- Gemini Business
- Gemini Enterprise
Gemini Advancedは個人向けのプランで、Google One AIプレミアムに加入しているユーザーが利用できます。Google One AIプレミアムについて詳しくはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
Googleは、自分用にカスタマイズしたGeminiを利用できる「Gems」をリリースしました。Gemsは、AIを活用してユーザーの好みに合わせた応答を提供します。
Gemsは、特定のトピックに関するパーソナルアシスタントとして機能し、ユーザーは繰り返し同じようにGeminiと対話したい場合に、Gemsを使うことで時間を節約できます。
Gemsは、Google Geminiのデスクトップ版とモバイルアプリで数日以内に利用できるようになります。150か国以上のほとんどの言語で利用できます。