ろぼいんブログ

Xcode 26にChatGPTなどのAIが統合へ ローカルLLMも利用可能

Xcodeの左ペインにチャットの画面が表示されており、虹色のシャドウが付いたテキストボックスには[Message ChatGPT]と書かれている。テキストボックスの左下にはクリップのアイコン、右下には双眼鏡のアイコンと雷のアイコンが表示されている
画像: Apple

AppleはWWDC 2025で、ChatGPTが組み込まれたXcode 26を発表しました。

近年では、ChatGPTをはじめとしたAIの台頭により、主要なコードエディターにAIが統合されるようになっています。

VS CodeにはGitHub Copilotが統合されているほか、CursorのようにAIを前提としたコードエディターも登場しており、開発のほとんどをAIに任せる「バイブコーディング」という言葉も生まれています。

Xcode 26ではChatGPTが統合されており、コードの生成、テスト、ドキュメント、デザイン、エラーの修正などができるようになっています。

XcodeのAI統合はChatGPT以外のモデルにも対応しており、ほかのプロバイダーのAPIキーを利用したり、Appleシリコン搭載のMacではローカルのLLMを利用したりできます。

Xcodeに組み込まれているChatGPTは、アカウントを作成しなくても利用できますが、ChatGPTの有料プランに加入している場合は、ログインすることでより多くのリクエストを処理できるようになります。

AppleはApple Intelligenceでも、同様にアカウントなしでも利用でき、アカウントを接続すればより多くのことができるというアプローチを取っています。

これに対し、VS Codeに組み込まれているGitHub Copilotは無料でも利用できる一方で、最近は有料プランのレート制限が引き下げられています。

Xcodeのコーディングツールは、Xcodeのさまざまなところからアクセスできるようになっており、プレビューやプレイグラウンドの作成、問題の修正などのアクションの候補を表示します。

Xcodeのコンテキストメニューが表示されており、[Generate Comment]という項目が選択されている画像
画像: Apple

また、VS CodeのようにインラインでもAIとチャットできます。

さらに、Xcode 26では、Xcodeを音声で完全に操作できる音声コントロールのサポートも強化されています。

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。

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