Node.jsにESMファイルが直接実行されたかを確認できる機能が追加

これまで、Pythonの__name__ == "__main__"のように、Node.jsでCommonJSのスクリプトが直接実行されたのかモジュールとして読み込まれたかを判定するには、require.main === moduleが使われてきました。

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if (require.main === module) {
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    // 直接実行されたときにだけ実行するコード
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}

一方で、ESModulesの場合は、次のように記述できました。

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import url from "url";
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const self = url.fileURLToPath(import.meta.url);
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if (process.argv [1] === self) {
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    // 直接実行されたときにだけ実行するコード
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}

• 参考： Node.jsライブラリ/ツールをESMに移行する[Node.js 12+]

これは、実行されたファイルのパスと自身のパスを比較することで、直接実行されたかを判定するという手法ですが、判定のためにライブラリーのインポートが必要になるなどの問題点がありました。

Node.js v24.2.0では、より簡単に判定できるimport.meta.mainが追加されました。Node.js v24.2.0以降では、次のように簡単に判定できます。

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if (import.meta.main) {
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    // 直接実行されたときにだけ実行するコード
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}

古いバージョンのNode.jsではこの新しい手法を使えませんが、Node.js v24.2.0以降を前提としたプロジェクトでは、 import.meta.main を採用するのがよいでしょう。

参考リンク

• Node.js — Node v24.2.0 (Current)