GitHub Copilotにコードを学習させない設定方法
GitHub Copilotは、開発者の生産性を大きく向上させるツールのひとつです。コードの自動補完や、問題の解決策提案など、さまざまな機能が搭載されています。
しかし、GitHub Copilotは、ユーザーが書いたコードスニペットを収集し、モデルの改善のために利用することがあります。この記事では、GitHub Copilotのモデルトレーニングから自分のコードを除外する方法について解説します。
GitHub Copilotにおけるデータ収集

まず、GitHub Copilotがどのようにデータを収集して利用しているのかについて解説します。
GitHub CopilotはIDEやエディターの拡張機能として動作します。ユーザーがIDEやエディターで書いたコードに対して、GitHubは直接的な所有権を主張しないとしています。GitHub Copilotが生成したコードや提案は、ユーザーが自身の責任のもとに利用することが求められます。
GitHub Copilotは、ユーザーがIDE(統合開発環境)で入力したコードや、補完候補を利用してモデルを改善しています。GitHubは、ユーザーの設定に応じてテレメトリーやコードスニペット、使用状況を収集します。これらのデータは、プロダクトの改善には不可欠な要素ですが、設定からオプトアウトできるようになっています。
オプトアウトの手順
次の手順で、GitHub Copilotのデータ収集からオプトアウトできます。
まずは、GitHubの任意のページの右上にある自分のプロフィール画像をクリックし、設定を開きます。
![GitHubのスクリーンショット。プロフィール画像をクリックしたときに表示されるメニュー画面のうち、[Settings]が赤色の枠と矢印で強調されている](/_next/image?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fimage-1698.png&w=3840&q=75)
左側のサイドバーから[Copilot]をクリックします。
![GitHubの設定画面の左に表示されるサイドバーのスクリーンショット。[Copilot]と書かれた項目が強調されている](/_next/image?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fimage-1699.png&w=3840&q=75)
[Allow GitHub to use my code snippets for product improvements]のチェックボックスのチェックをオフにすると、GitHub Copilotのモデルトレーニングから自分のコードを除外できます。

GitHub Copilotに関するその他の注意点
GitHub Copilotの使用にあたっては、当然ながらGitHubの利用規約やプライバシーポリシーに従う必要があります。
また、GitHubの Acceptable Use Policies に従う必要があります。そのため、不法な内容や、GitHubの利用規約に反する内容をGitHub Copilotに入力することは禁止されていることに注意してください。
まとめ
この記事では、GitHub Copilotのモデルトレーニングから自分のコードを除外する方法について解説しました。GitHub Copilotの設定画面から、データ収集の設定を変更することで、自分のコードを除外できます。必要に応じて、設定を変更してください。
参考
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。