Wave Terminalレビュー - Webページやファイルを表示できてタブも使えるオープンソースのターミナルソフトを使ってみた

Wave Terminalは、Webブラウジングやファイルの表示、AIアシスタントの会話までが可能なオープンソースのターミナルソフトです。
複数のウィンドウを切り替える手間を省き、効率的に作業できるようになります。ひとつのウィンドウに複数のパネルを配置でき、自由にレイアウトを変更できます。
インストール方法
Wave Terminalをインストールするには、公式サイトのダウンロードページにアクセスし、インストーラーをダウンロードします。

インストーラーを実行してしばらく待つと、Wave Terminalが起動します。テレメトリーの送信を拒否したい場合は、この画面で[Telemetry Enabled]のトグルスイッチをオフにします。

[Continue]をクリックすると、キーバインドやアイコンの意味についての説明の画面が表示されるので、内容を読んだら[Get Started]をクリックします。

使い方
これが、Wave Terminalの初期画面です。左側の列にターミナル、中央の列には上から順にCPU使用率、Webブラウザー、ファイルマネージャーが表示されています。また、右側の列にはTipsとWebブラウザー、AIアシスタント「Wave AI」が表示されています。

Wave AIは、OpenAIのGPT-4o miniを利用しているようです。Wave TerminalはWebブラウジング機能を搭載しているので、Wave AIが気に入らない場合は通常のChatGPTやGeminiなどを表示することもできます。

各パネルのタイトルバー部分をドラッグすることで、レイアウトを変更できます。
パネル右上の歯車アイコンをクリックすると、そのパネルの設定を変更できます。歯車アイコンの右隣のアイコンをクリックすることで、そのパネルを拡大して中央に表示できます。また、バツ印をクリックすると、そのパネルを削除できるようになっています。
新しいパネルを追加したい場合は、ウィンドウの右端に表示されているボタンから追加できます。
![Wave Terminalのウィンドウの右端のスクリーンショット。上から順に[terminal][files][web][ai][sysinfo]と表示されている。](/_astro/image-6.CbsiPP6Q_ZsvFD9.webp)
タブ機能も搭載されているので、複数のターミナルを開きたいときに便利です。

まとめ
Wave Terminalは、Webブラウジングやファイルの表示、AIアシスタントの会話までが可能なオープンソースのターミナルソフトです。複数のウィンドウを切り替える手間を省き、効率的に作業できるようになります。ひとつのウィンドウに複数のパネルを配置でき、自由にレイアウトを変更できます。
Wave Terminalは、Windows、macOS、Linuxに対応しています。興味のある方はぜひ試してみてください。