Instagramの動画編集アプリ「Edits」の特徴は?どんなことができる?
Instagramがクリエイター向けの動画編集アプリ「Edits」を正式にリリースしました。
Editsは以前からベータ版として提供されていたもので、動画編集に必要なすべての機能をひとつのアプリに集約していることが特徴的です。
Editsの特徴は?

スマートフォン向けの動画編集アプリとしては、TikTokを提供するByteDanceの「CapCut」などが有名ですが、新たにInstagramの動画編集アプリ「Edits」が登場しました。
Editsは、今年1月から一部のiOSユーザーに向けて提供されていましたが、今回、iOS版とAndroid版が正式にリリースされました。
MetaのテキストベースのSNS「Threads」を開発しているAdam Mosseri氏はEditsについて、「 動画編集アプリよりも、クリエイティブなツールのフルスイートです 」と述べており、EditsはInstagramやFacebookに限らずあらゆるプラットフォームでのクリエイティブな表現をサポートするツールとして位置づけられています。
Editsの最大の特徴は、動画作成に必要なすべての機能をひとつのアプリ内に集約している点です。
従来は動画を制作する過程で複数のアプリを使い分ける必要がありましたが、Editsではアイデアの整理、プロジェクト管理、動画撮影、高度な編集、ウォーターマークなしでのエクスポートまで、すべてが一括で可能です。
動画制作のワークフローに必要なさまざまなツールがひとつにまとまっているという点は、Blackmagic DesignのPC向け動画編集ソフト「DaVinci Resolve」に近いアプローチです。
Editsには、さまざまな機能が搭載されています。
- 高画質な動画を最大10分まで撮影可能なカメラ機能
- フレーム単位でのタイムライン編集
- AIを活用したアニメーション機能
- 背景を置き換えられるグリーンスバック機能
- Instagramの音楽・音声ライブラリー
- 複数言語に対応した自動字幕生成機能
- 精密なトラッキングによる人物や物体の切り抜き機能
- InstagramやFacebookへの直接投稿
- ウォーターマークなしでのエクスポート
また、Editsではトレンド音源を利用したリール動画のフィードを閲覧できるほか、パフォーマンスが高いコンテンツの要素を分析して提示する機能も備わっています。
Editsには今後、次のような機能が追加予定とのことです。
- キーフレームによるタイミングやエフェクトの調整
- AIを活用して動画の雰囲気を即座に変更できるエフェクト
- 下書きをほかのクリエイターやブランドと簡単に共有できるコラボレーション機能
- 新しいフォントやテキストアニメーション、トランジション、ボイスエフェクト
- ロイヤリティフリーの音楽
Editsは現在、 App Store と Google Playストア から無料でダウンロードできます。
Editsのインストール後、Instagramアカウントでログインする必要があります。
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。