GitHubへの認証されていないリクエストのレート制限が更新 一部ファイルの配信に影響か

GitHubが5月8日から、認証されていないリクエストに対するレート制限を引き下げるアップデートを展開していたことがわかりました。
新しいレート制限は、GitHub上での次のような認証されていない操作に適用されます。
- HTTPSを介したリポジトリーのクローン
- REST API
- raw.githubusercontent.comからのファイルのダウンロード
GitHubは今回の変更の理由について、最近、APIを対象としたスクレイピングの増加が見られたためとしています。
認証されていないリクエストを高頻度で送信していると、新しいレート制限の影響を受ける可能性があります。
とくに、raw.githubusercontent.comの制限は、一部のプロジェクトのファイル配信に影響を与える可能性があります。
一部のプロジェクトでは、ソフトウェアのファイルを配信するために、GitHub上でファイルを閲覧した際に[Raw]ボタンを押すことで表示される、raw.githubusercontent.comに依存している場合があります。
こうしたプロジェクトでは、新しいレート制限の影響を受ける可能性があります。
影響を受けるプロジェクトでは、 GitHub Pages や Cloudflare Pages といったホスティングサービスを利用することで、ドメインは変わってしまうものの無料でファイルを配信できます。
また、今回の変更は認証されていないリクエストにのみ適用されるため、認証されたリクエストは影響を受けません。
より緩いレート制限の適用を受けるには、パーソナルアクセストークンによって認証されたリクエストを送信する必要があります。
すでに認証されたリクエストを送信していてレート制限を緩和したい場合はGitHub Appsを、さらに緩和したい場合はGitHub Enterprise Cloudの利用が推奨されています。
インストールアクセストークンを使用した場合のGitHub Appsのレート制限は、リポジトリーの数と組織のユーザー数でスケールするとのことです。
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。