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GitHubがリモートMCPサーバーのパブリックプレビューを開始

GitHub CopilotがMCPエンドポイント(https://api.githubcopilot.com/mcp)を通じて、Monaというユーザーからの指示で、api/フォルダーにCODEOWNERSファイルを追加し、PRを作成したことを示す画面。Copilotは3つのリファレンスを使用し、ファイル内容の取得、ファイル作成、プルリクエスト作成を順に実行。PR #372『Add CODEOWNERS to api/』が作成された。
画像: GitHub

GitHubは、AIツールの機能を拡張するための新たなサービス「Remote GitHub MCP Server」のパブリックプレビューを開始しました。

これにより、VS CodeとVisual StudioのGitHub CopilotやClaude DesktopといったAIツールが、GitHubのIssue、Pull Request、コードなどを活用できるようになります。

MCPは、開発者がAIと情報源やツールを接続するためのプロトコルです。

MCPを使うことで、AIがさまざまなデータやツールと単一のプロトコルで接続でき、シンプルで信頼性の高い方法でAIシステムが必要なデータにアクセスできるようになります。

今回公開されたリモート版のMCPサーバーは、ローカルでのインストールや運用が不要で、VS Codeにワンクリックでインストールするか、リモートサーバーのURLを貼り付けるだけで簡単にセットアップできます。

MCPサーバーの本体はGitHubのサーバー上に展開されているため、自動アップデートに対応しており、最新機能が常に利用できます。

OAuth 2.0やPersonal Access Token(PAT)による認証、スコープ指定、SAML強制が可能なほか、今後PKCEのサポートも追加される予定です。

現時点では、JetBrains、Xcode、Eclipseなどの各エディターではまだリモートMCPサーバーは未対応で、これらについてはローカルサーバーの利用が必要です。

ただし、近く対応が予定されています。

詳細や設定方法は、 公式リポジトリー から確認できます。

参考リンク

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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。