GitHub MobileでGitHub Copilot Chatが利用可能に
GitHubは、開発者がいつでもどこでも効率的に作業できる環境を提供するために、GitHub MobileでのGitHub Copilot Chatの一般提供を開始しました。
GitHub Copilot Chatとは?
GitHub Copilot Chatは、GitHubのAI駆動型コーディングアシスタントで、テキストベースでの対話を通じてコーディングの支援を提供します。
コーディングについて質問すると、GitHub Copilot Chatは、そのコードスニペットの意味から、機能の使用頻度に至るまで、幅広い質問に対応します。また、100,000以上の公開リポジトリとの対話を通じて、多様なコーディングプラクティスや技術について深い理解を可能にします。
GitHub Copilot ChatがGitHub Mobileに対応
GitHub Copilot Chatはこれまで、GitHubのWebサイト上とVS Codeなどのテキストエディターでのみ利用可能でしたが、5月8日(現地時間)、GitHubは「GitHub Copilot Chat for GitHub Mobile」の一般提供を開始しました。これにより、GitHub Copilot Chatのさまざまな機能を、スマートフォンやタブレットで利用できるようになります。
GitHub Copilot Chatがモバイルで利用が可能になることで、移動中や外出先でも、効率的にコーディング作業ができるようになります。
利用者はGitHub Mobileアプリを通じて、すぐにCopilot Chatを利用できます。また、アプリ内で直接Copilotのライセンスも購入可能です。
GitHub Copilot Enterpriseを導入している組織では、プライベートリポジトリへの問い合わせが可能で、組織特有のコードベースに合わせたカスタマイズが可能です。
GitHub Copilot Chat for GitHub Mobileの使い方
GitHub Copilot Chat for GitHub Mobileは、次の手順で利用できます。
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アプリをダウンロード
まずは、GitHub Mobileアプリをスマートフォンにダウンロードします。
- Android版:Google Play
- iOS版:App Store
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ログインまたはサインアップ
既存のGitHubアカウントにログインするか、新しいアカウントを作成します。
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Copilotライセンスの確認
すでにライセンスを持っている場合、すぐに利用可能です。そうでなければアプリ内で購入が必要です。
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Copilotアイコンをタップ
GitHub Mobileアプリの画面右下にCopilotアイコンが表示されます。アイコンをタップしてCopilot Chatを起動します。
まとめ
GitHubはCopilotの各種機能を通じて開発ライフサイクル全体にAIを統合し、開発の障壁を低減しつつ、全開発者がコードによって全潜能を発揮できる環境を支援しているとのことです。
この動きは技術の進歩を支えるソフトウェア開発の可能性を広げるものであり、GitHub MobileでのGitHub Copilot Chatは、それを実現するための重要な一歩です。GitHubは引き続き、開発者コミュニティの声を聞きながら、さらなる改善を進めていく姿勢を示しています。