メモアプリ「Obsidian」が商用利用でも無料に!開発を支援する有料プランは引き続き提供

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画像:Obsidian公式サイト

Markdownでメモを作成できるメモアプリのObsidianが、商用目的でも無料で利用できるようになったと発表されました。Obsidianはこれまで、2人以上の従業員を擁する企業で利用する場合には商用ライセンスの購入が必要でしたが、今後、有償ライセンスの購入は任意になります。

Obsidianは、プログラミングなどで利用されることの多いMarkdownという形式でメモを作成できる無料のメモアプリです。iOS、Android、Windows、macOS、Linuxに対応しています。

データはローカルにプレーンテキストのファイルとして保存されるため、ロックインの心配が少ないというメリットがあります。また、アカウントの登録は不要で、広告はありません。

Obsidianはこれまで個人での利用は無料でしたが、2人以上の従業員を擁する企業で利用する場合は、商用ライセンスの購入が必要でした。

今回の変更で、Obsidianを商用利用する場合でも、完全に無料で利用できるようになりました。

ただし、従来の個人向けのCatalystライセンスと同様に、組織がObsidianの開発を支援するための手段として、任意で購入できる有償ライセンスが提供されています。

Obsidianのライセンスを25個以上購入すると、新設されたObsidian Enterprisesページで紹介されるとのことです。

なお、今回の変更はあくまでObsidianの商用ライセンスに関するものです。

Obsidian公式のクラウドストレージと同期するObsidian Syncや、メモをWebページとして公開できるObsidian Publishは、これまでどおり有料です。

とはいえ、Obsidianはデータをローカルにプレーンテキストで保存しているという性質上、Obsidian SyncやPublishを利用しなくても、クラウドとの同期やWebページとしての公開は比較的容易です。

今回の変更について、Obsidianの公式ブログでは、「Obsidianのマニフェストには『すべての人が明確に思考し、効果的にアイデアを整理するためのツールをもつべきである』と記されています。この変更は、その理念により近づくための一歩です」と述べられています。

参考リンク

#Markdown#Obsidian#アプリ#ニュース
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。

Webフロントエンドプログラマーで、テクノロジーに関する話題を追いかけています。動画編集やプログラミングが趣味で、たまにデザインなどもやっています。主にTypeScriptを使用したWebフロントエンド開発を専門とし、便利で実用的なブラウザー拡張機能を作成しています。また、個人ブログを通じて、IT関連のニュースやハウツー、技術的なプログラミング情報を発信しています。