Xが新しいAndroidアプリを正式リリース!何が変わったのか徹底解説

Xは、再構築した新しいAndroid版Xアプリを正式にリリースしたと発表しました。Xは新しいAndroidアプリについて、「faster, smoother and way more reliable」(より速く、よりスムーズで、ずっと信頼性が高い)と紹介しており、Xの製品責任者のNikita Bier氏は新アプリによって同社が新機能をより速く構築できるようになると述べています。
目次
Xの新しいAndroidアプリがリリース
Xの公式アカウントは日本時間2026年7月21日、Android版Xを再構築してより速く、よりスムーズで、より信頼性が高くなったと発表しました。
Xの製品責任者のNikita Bier氏は、新しいAndroidアプリはゼロから再構築されており、「弊社史上最大級のエンジニアリングプロジェクト」だと述べました。また、Androidアプリの再構築によって新機能を驚異的な速さで実装できるようになると述べました。
同氏はAndroidアプリの再構築について、1年以上かかった大規模な取り組みだったと説明しつつ、まだ改善の余地があることを認めています。とくに、スペースをホストする機能の実装や古いデバイスでのパフォーマンスの改善に急いで取り組んでいるとのことです。
新しいAndroidアプリではスペースの視聴はできるもののホスト(スペースを作成して喋ること)は未実装となっており、同氏はホスト機能を近日中に実装するまでWeb版でスペースをホストするように推奨していました。
Today we're announcing the completion of one of the largest engineering projects in the company's history:
— Nikita Bier (@nikitabier) July 20, 2026
We rebuilt the X Android app from scratch
It's faster, smoother and more reliable. But most of all: it will enable us to build new features at lightning speed. pic.twitter.com/N6X2X5CEft
新しいアプリは何が変わった?
新しいAndroid版Xアプリでは何が変わったのでしょうか。
Xは告知ポストでは、「faster, smoother and way more reliable」(より速く、よりスムーズで、ずっと信頼性が高い)と紹介しており、公式PVでも「Faster, Better, Stronger」(より速く、より良く、より強力)とアピールしています。
今回正式リリースされた新しいAndroidアプリはもともと、X Liteという名前で開発が進められていました。X Liteは1年以上前から、Xの有料サブスクリプションサービスのX Premiumに加入している一部のユーザーを対象としてテスト提供されており、筆者も初期からテストに参加していました。

筆者の実際の体験をもとに、とくにインパクトが大きいと感じた変更点は次のとおりです。
- スムーズな動作
- モダンなデザイン
- 多くの新機能
スムーズな動作
初期のX LiteはXのごく基本的な機能しか実装されておらず動作も重い状態で、日常的に利用することは難しい状態でした。その後、Xは時間をかけてX Liteにさまざまな機能を実装するとともに動作の軽量化に取り組んでいました。
現在の新しいAndroidアプリのナビゲーションは非常にスムーズで、Android 13で導入された「予測型『戻る』ジェスチャーナビゲーション」のような比較的新しい技術に対応しているほか、豊富なアニメーションが実装されています。
なめらかなアニメーションが実装されていることによりアプリの動作はスムーズに感じられ、使っていて楽しい仕上がりになっています。
モダンなデザイン
Android版Xのデザインはしばらく変わっておらず、モダンなアプリのデザインとは異なっていることから、筆者は以前のAndroid版Xアプリのデザインに少し古くさいという印象を抱いていました。
新しいAndroidアプリでは、Web版のXと同様に半透明とぼかしを活用したモダンで美しいデザインになっています。数日前に話題になっていた、(賛否は分かれているものの)整理された新しいプロフィールのデザインも、新しいAndroidアプリの機能です。


さらに、[設定とプライバシー]>[アクセシビリティ、表示、言語]>[表示]でアクセントカラーを水色、黄色、ピンク色、紫色、オレンジ色、緑色から選べるようになっています。Web版のXでは以前からアクセントカラーを変更できていましたが、従来のAndroidアプリでは変更できなかったので、より自分好みの色にカスタマイズできるようになっています。
筆者のお気に入りは緑色です。(そしてスクリーンショットを撮影していて気づきましたが、Web版と同様にダークブルーが削除されていますね)
![Xの[表示]設定のスクリーンショット。テーマを[システム][デイ][ナイト]から選べるようになっており、その下にはフォントサイズの設定とアクセントカラーの設定が配置されている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fx-lite-color-scheme-settings.png&w=1920&q=75)
多くの新機能
XではTwitter時代から、iOSアプリやWeb版には積極的に新機能が実装される一方で、Androidアプリには新機能が遅れて実装されたり、そもそも実装されなかったりといったことが頻繁に発生していました。
従来のAndroidアプリに実装されていたほとんどの機能がすでに新しいAndroidアプリに実装されており、それどころかiOSアプリやWeb版に実装済みで従来のAndroidアプリには未実装だった機能もいくつか実装されています。
たとえば、リンク付きの投稿を拡散されやすくするUIや、ほかのユーザーのポストに動画でリアクションできる機能、新しい画像エディターなどは従来のAndroidアプリに未実装でした。なお、前者は新しいAndroidアプリですでに利用できるようになっており、後者はX Liteでのみ利用できる段階でまだ広く展開されていません。
そのほか、Grokでポストを校正する機能やカスタムタイムライン、トピックのスヌーズなども実装されています。カスタムタイムラインはGrokを活用したトピックごとのタイムラインをピン留めできる機能で、トピックのスヌーズは特定のトピックのポストを一定期間非表示にする機能です。
![[スヌーズするトピック 24時間表示したくないトピックを選択してください]というダイアログのスクリーンショット](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fx-snooze-topic-dialog.png&w=1920&q=75)
新機能も続々実装予定
前述のように、Bier氏はXがスペースのホスト機能と古いデバイスでのパフォーマンスの改善に取り組んでいると述べています。新しいAndroidアプリは筆者の環境では非常にスムーズに動作していますが、X上では新しいAndroidアプリの動作が重いといった意見が散見されており、Xがパフォーマンスの改善に取り組んでいることはうれしいニュースです。
Bier氏は、ポストに動画でリアクションする機能(X Liteではすでに利用可能)や新しいビデオエディターを新しいAndroidアプリでまもなく利用できるようになると述べています。
同氏は今後、多くのものがAndroid版で先にリリースされるようになると投稿し、より多くの機能が次々と実装される可能性を示唆しました。Bier氏は以前から、新しいAndroidアプリを7月中に全ユーザーに提供する予定で、その後は新機能をiOS版と同時または近い時期に投入できるようになるとの見解を示していました。

新しいAndroidアプリは従来のものとデザインやレイアウトが異なり、使い勝手も異なることから慣れるまでには時間がかかるかもしれません。筆者の個人的な意見として、新しいAndroidアプリは慣れれば非常に素晴らしいものだと考えています。今後も続々と追加されると思われる新機能に期待しましょう。
この記事の検証内容と情報源
検証環境
- OS:Android 17
- デバイス:Google Pixel 8
- アプリ:Xアプリバージョン12.10.0-beta.1およびX Liteアプリバージョン12.9.2-release.01
検証内容
過去1年以上にわたって従来のAndroid版Xアプリと新しいアプリを日常的に利用し、新機能や未実装の機能について確認
最終検証日
参考リンク
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生まれた時から、母国語よりも先にJavaScriptを使っていました。ネットの海のどこにもいなくてどこにでもいます。
Webフロントエンドプログラマーとして、TypeScriptを用いたWebアプリやブラウザー拡張機能を制作。Xのシャドウバン検知ツール「Shadowban Scanner」やリンクカード復活ツール「Restore Link Card」を公開し、国内外のメディアで紹介されました。iGEM 2023ではJapan-UnitedチームのWikiを制作してGrand Prizeの獲得に貢献。ブログではXやSNSの最新ニュース、不具合の検証と対処法、フロントエンド開発の知見を発信しています。



![Xの予約投稿の設定画面のスクリーンショット。[日付][時刻][タイムゾーン]の項目が表示されており、[日付][時刻]が入力できる状態になっている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fx-scheduled-post-settings.png&w=1920&q=75)
![[新しいXチャットへようこそ]というテキストが画面に大きく表示されており、その下には次の3つの説明が表示されている。[エンドツーエンドの暗号化:メッセージは、端末にかかわらずエンドツーエンドで暗号化されています。][最先端のプライバシー:Xを含め、他の人がメッセージを読むことはできません。][パスコードを設定:メッセージを保護するため、4桁のパスコードを設定してください。]これらの説明の下には、[パスコードを作成]という大きなボタンが配置されている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fwelcome-to-new-chat.png&w=1920&q=75)


![スマートフォンのホーム画面の[Social]フォルダーを表示した写真。フォルダー内にはFacebook、Instagram、Threads、X、LinkedIn、TikTok、YouTubeのアイコンが配置されている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Ffacebook-instagram-threads-x-twitter-linkedin-tiktok-youtube-mobile-app-unsplash.jpg&w=3840&q=75)
![[カスタムナビゲーション]と書かれた設定画面のスクリーンショット。画面中央に[現在ご利用いただけません][ナビゲーションのカスタマイズは現在ご利用いただけません。ナビゲーションバーはデフォルトのレイアウトにリセットされました。]と表示されている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fx-custom-navigation-unavailable.png&w=1920&q=75)
![画面中央上部に金属風に輝くXのロゴが配置されており、その下に大きく[新しいX Androidのご案内]というテキストが配置されている。さらにその下には[新しいX for Androidをお試しください。より快適にご利用いただけるよう、Xアプリがバージョンアップされました。][メニューからいつでも元に戻せます。まれなケースですが、アプリの再インストールが必要になることがあります。]と書かれている。画面下部には[今すぐ試す][キャンセル]という2つのボタンが表示されている](/_next/image/?url=%2Fapi%2Fmedia%2Ffile%2Fintroducing-new-x-android.png&w=1920&q=75)
